【ヴァンガード】緑の瞳は欠片を探す second (ページ2)

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◇ヴァンガードチャンピオンシップ　Ⅰ ページ2

ヴァンガードファイトチャンピオンシップ地区大会当日。

『あ、三和！！』

「よぉ！カサネ」

地区大会の会場に着いた私。
すぐに三和を見つけ、声をかけた。
今日の服は学校の制服。

彼の近くには森川と井崎、レイジにエイジもいて、いつものカードキャピタル来店メンバーがそろっていた。

『あれ？櫂達は？』

「櫂達ならまだ来てねえぞ」

『そうなんだ』

シンさんが、カードキャピタルのマークがついた車で、アイチ達を連れて来る事は知っている。

『(そこにミサキは......)』

ミサキは.......その車には乗っていない.....。
今日は.....″あの日″だから遅れてくると思う.......。

会場内に入ると森川が中央に向かって、走って行った。
「コーリンちゃーん！！」と大声で名前を呼び、連れて私もそちらの方に顔を向けた。

『あ』

「みっともないからやめろよ！！」

「うるせぇ！運命の再会を邪魔すんじゃねぇ！！」

森川が、入り口前のモーションフィギュアシステムに映し出されたウルトラレアのホログラムに声を上げていた。

うわ.....、すごい恥ずかしい.....。
知らない人のフリしよ。

「初めて会った時からわかっていたんだ」

『(どうしよ、コーリンさんそっくり)』

てか、コーリンさん本人じゃない？

森川が「あの子には人を惹き付ける力があるって！そう！俺の目にくるいはなかった！！きっとブレイドするぜ、ウルトラレア！！そして、コーリンちゃん！」と熱を上げている横で、私はどーみても見覚えのある友達の姿を見ていた。

やっぱり、コーリンさんだよね？
私の知ってるコーリンさんだよ？

「森川君！」

「おお、アイチ。やっときたか」

後ろから来たアイチ達。
森川と井崎の登場に嬉しそうにしている。

「うん！井崎君も来てくれたんだ」

「ああ！クラスメイトが地区大会に出るんだ。応援しないわけがないだろ！」

「俺たちもいるぜ！」

「忘れないでください！」

『応援に来たよ！三人とも』

「カサネさん！それに、皆も！」

三和の隣からアイチの前に立つ。
アイチよりも少し背が高いだけな私の身長。
三和や櫂、ミサキには既に見下ろされているか、視線を下げられている。

「よぉし！盛り上がってきたぜ！」

「カムイちゃーーーん！！」

『ん？』

ドガッ！！

「『！』」

　