【鬼滅の刃】そこで見つけた六花ノ景色 (ページ17)

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第5話　決めた道、歩き出す道① ページ17

私達の道は三つと炎柱さんは言っていた。
まず、どこか離れた町で新しく暮らしていくか。この場合、私は誘拐されているのでお母さんの下に帰るって事になる。

小芭内さんにも来てほしいけど、私の一存では何も決めれないし、一緒に暮らしていく中で小芭内さんやお母さんに迷惑がかかるかもしれない。

今回で誘拐されてる数が一般的(前世)よりも多いと感じた。このままでは本当にお母さん達に迷惑がかかる。間違いなく！！

『【金銭面でも危ないかもしれないし.....】』

お母さんには会いたいが小芭内さんと離れるのも嫌だ。
それに小芭内さんの選択肢はわかる。

次は藤の家で働くという道。
誘拐先の屋敷で食事を作ってたり、洗濯してたりと色々してたので藤の家でも充分働けると。この場合、お母さんの下に帰って一緒に暮らすか旅立つか等々。お母さんなら多分私の選択したことを応援してくれるはず。何にもなければ。

『(最後.....)』

最後は炎柱さんもおすすめはしないし、寧ろおすすめしたくない選択肢。そう言われれば、炎柱さんが言いたい事ぐらいわかる。わかってしまう。鬼殺隊に入隊することだ。鬼を殺す術を身につけ、鬼から人々を守る。隊員には鬼に家族を殺されて復讐のために刀をとる人もいるそうだ。辛く険しい道で挫折したくなるかもしれない、鬼に殺され食べられてしまうかもしれない。

『【覚悟.....】』

鬼を殺すことに人生の死をかけれるのか？
かけて生きていくのか？

時間が立つにつれて、考えは深くなっていく。
誰かを助けたいって思いはない。でも、私の大切な人達に鬼の危機が迫ってしまったら.....って考えてしまったら.....。怖くて怖くて、自分が死ぬよりも怖い。何もできない自分が許せなくなるだろう。

『(理不尽に奪われて、後悔するのは嫌だ)』

後悔はあの日死んでしまった日だけでいい。
野口英世を使えなくて(何か違う)、友人に「じゃあね」ってまた明日も会おうって思ったのに。

......あのトラック信号無視してきたってことだよね？？
私、ちゃんと赤信号で止まって青信号で歩き出したよ？確認もしたのに.....！今度、信号機を見た時は本当に用心していかなければ。

『【鬼殺隊に入ろう】』

人々を守るとか立派な理由はないし、強くなれないかもしれないけど大切な人達ぐらい自分で守りたいよ。

　