排球部エースは転生少女 《５》

◇合宿参戦！ ページ25

期末テストを無事に乗りきった私達。

勿論、テスト期間中に勉強を教えた真波も教えれば、勉強できるタイプなので赤点回避。勝負運も発揮したのかな？と思った。 未提出の課題も全部(やらせて)出したし。

真波のクラスの教科担任から涙ぐんだ視線を向けられた時は気まずくて視線を逸らした。夕達も赤点回避(ギリギリ)したそうで、友達兼同じ仲間のチームメイト田中龍之介君とのツーショット写真が送られてきた。

......原作通り、後輩二人は赤点らしいが。






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東京。
遠征初日は、音駒高校が合宿場所で荷物を詰め込んで、バスに乗り込んで向かう。

運転はしおりんで予定時間より少し遅れてしまった。その間、皆は楽しそうに話したり、恋愛？話したり、ゲームしたり自由に過ごしてる。

あれだね、テストから解き放たれたからってのもありそうだよ。


久しぶりの音駒高校。
練習試合とかする時に来たりするからね。
今年初だけど。



「久しぶりだの、湖羽」

『久しぶり、お祖父ちゃん！前に会ったのは春休みだったからね』



バスから下りて、荷物を置いて音駒の体育館に来れば、パイプ椅子に座る赤ジャージの音駒の監督......お祖父ちゃんがいた。駆け寄って挨拶。

お祖父ちゃんとは春休みぶりで練習試合の後に家に遊びに行った。兄さんもいて、驚いたけど(その後、天満さんとご飯らしかった)。



「到着が遅かったな？」

『渋滞に引っ掛かったんだよ。結構余裕で出たはずなのに』

「まあ、そんなこともあるわな」



渋滞に巻き込まれた時は、時計見ながら「遅れるぅぅ！！」と内心焦っていたが、着いちゃえばそんな焦りも消えるもの。お祖父ちゃんに挨拶した後、私の方に駆け寄ってくる人物が何人かいた。その筆頭はスゴイ勢いで走ってくる弟子。



「湖羽さぁぁぁぁぁんッッ！！！」

『夕っ！！......久しぶりだね！』



私の前で止まって、嬉しそうに挨拶してくれる夕は可愛くて、久しぶりの弟子にポーカーフェイスが破られる一本手前であった。



「お久しぶりですっ！湖羽さんっ！いつ見てもお綺麗ですっ！！！」

『あはは....、ありがとう....(まあ、二次元だしな〜。そう変わらないけど？)』



目の前にいる夕は、以前よりもたくましくなったと思う。

身長は少し伸びたかな....？
私よりもまだ低いけどね？

　

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