◇バレーにハマる瞬間 ページ45
「俺は三年で全国にも行ってるし、お前より上手い!断然上手い!」
「言われなくても分かってます」
「でも、バレーが楽しいと思うようになったのは最近だ。ストレート打ちが試合で使いものになるようになってから。もともと得意だったクロス打ちをブロックにガンガン止められて、クッソ悔しくてストレート練習しまくった.....んで、次の大会で同じブロック相手に全く触らせず打ち抜いたった」
月島は黙って聞いている。
話している内容は前に聞かされた話と同じ。
「その一本で″俺の時代来たあ!!″くらいの気分だったねえ!フハハハハハッアハハハハハッ」
ギロッ。
「その瞬間があるかないかだ。将来がどうとか次の試合で勝てるかどうかとかひとまずどうでもいい!目の前のやつ、ぶっ潰すことと、自分の力が120%発揮された時の快感が全て!!」
「!」
「まあ、それはあくまで俺の話だし、誰にだってそれが当てはまるわけじゃねえだろうよ。お前の言う″たかが部活″ってのも、俺は分かんねえけど、間違ってはないと思う」
月島の言っていた″たかが部活″という意見も自分はわからないが肯定をした木兎。
「____ただ、もしもその瞬間が来たら、それがお前がバレーにハマる瞬間だ....!」
「!!」
月島に木兎の言葉が響いたと思う。きっとハマった瞬間に木兎の言葉を思い出すだろう(アニメ知識)。
ぱちんっ。
「はい、質問に答えたからブロック跳んでね〜」
「えっ」
「はいはい急いで急いで」
「あっ、ちょっあの.....!!」
木兎が手を叩いて月島の隣に移動した。
『最初からこうしようと決めてたのかな?』
「そんな感じしますね」
「赤葦達、早く来いよーーー!!」
「時間なくなるから早く来いっ!」
『はーい!』
「まずは意識しろ。指の先まで力込めろ。絶対に吹っ飛ばされないように!」
「腕は上じゃなくて前に出してね!」
「そんでうるせぇ梟を黙らせろぉぉ!!」
「やってみろやぁぁ!!イーッ」
『こどもか』
「あ、わりと木兎君のスパイク、止めれるからしっかりね!」
「ハイ」
「なんで、千歳もそっち側っ!?」
「ドシャットしたいから」
「千歳さん、ブロック上手いですもんね」
『血が騒ぐんだよ.....セッターのはずなんだけどなぁ』
96人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夏菜沙(プロフ) - できるだけそうなるようにする予定です!楽しみにしていただけると嬉しいです!! (2022年11月17日 1時) (レス) id: 6b5f9c4200 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 前と同じような展開にはなりますか? 誰とは言いませんがあの2人のカップルが好きだったんです!そして僕とのアドバイス的なのも好きなんです! (2022年11月16日 19時) (レス) id: ff96477080 (このIDを非表示/違反報告)
夏菜沙(プロフ) - 最初から新しい話をいれています。リメイクは間違えて付けてしまいました!気づかせてもらいありがとうございます! (2022年11月16日 17時) (レス) id: 6b5f9c4200 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - どこからリメイクしました? (2022年11月16日 9時) (レス) id: ff96477080 (このIDを非表示/違反報告)
夏菜沙(プロフ) - ありがとうございます!更新できるようにがんばります!! (2022年9月1日 21時) (レス) id: 6b5f9c4200 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:夏菜沙 | 作成日時:2022年5月1日 14時