◇″たかが部活″と″タダノブカツ君″ ページ44
今日も今日とで木兎達と練習。月島がまだ来ない。内心、原作が目の前で見れるのでソワソワしている。チラッとみた千歳もきっと内心ソワソワしているだろう。第3体育館入り口、外の方から見覚えのあるTシャツ。
「おや?」
『おやおや?』
「おやおやおや?」
「おやおやおやおや?」
「月島君だ」
練習中、体育館に入ってきた月島。
気づいた赤葦の言葉を最初に皆それに続く。
「聞きたいことがあるんですがいいですか?」
「「『いいよー』」」
「!.....すみません、ありがとうございます」
頭を下げて、御礼を言う月島君。
礼儀がしっかりしてるなぁ。
「皆さんのチームはそこそこの強豪ですよね?」
「くっ」
「カチンッ)まあね!」
「全国への出場ができたとしても優勝は難しいですよね」
「くっ」
「カチンッ)不可能じゃねぇだろう!」
『私達、優勝したぞ?』
「まあまあ聞きましょうよ」
「仮定の話でしょう?」
「僕は純粋に疑問なんですが、どうしてそんなに必死にやるんですか?バレーはたかが部活で将来履歴書に学生時代部活を頑張りましたって書けるぐらいの価値じゃないんですか?」
月島の言葉に木兎が真面目な顔をする。その次に来る言葉はアニメでみた。バカだなぁと思いながらも、耳を澄ませる。
聞きたいので!
「ただの部活って.....」
「!」
「なんか人の名前っぽいな」
『え......』
「おお、タダノブカツ君か!」
「「.........」」
「いや、待て違えよ!″たかが部活″だよ」
「だああ!!そうか、人名になんねえー!惜しかったあ、クソ」
「......ったく」
ひらめいたと言う顔をして、すっとんきょうなことをいう木兎。クロも一緒になって″たかが部活″を人名にしている。
「突っ込んだ方がいいですか?」
「いいよ、キリがないからね」
『スルーしときな』
「うん。ツッコミいれると長いし」
四人でダブル主将のことを呆れて見てると、ハッとして木兎が二度目の閃いた顔をして月島に聞いた。
「あっ、メガネ君さ!」
「月島です」
「月島君さ、バレーボール楽しい?」
「いや、特には」
「それはさ、下手くそだからじゃない?」
木兎の悪気のない一言に月島に衝撃が走る。
心に刺さったね、言葉の槍が。
ムカつく言葉が月島に刺さったね。
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夏菜沙(プロフ) - できるだけそうなるようにする予定です!楽しみにしていただけると嬉しいです!! (2022年11月17日 1時) (レス) id: 6b5f9c4200 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 前と同じような展開にはなりますか? 誰とは言いませんがあの2人のカップルが好きだったんです!そして僕とのアドバイス的なのも好きなんです! (2022年11月16日 19時) (レス) id: ff96477080 (このIDを非表示/違反報告)
夏菜沙(プロフ) - 最初から新しい話をいれています。リメイクは間違えて付けてしまいました!気づかせてもらいありがとうございます! (2022年11月16日 17時) (レス) id: 6b5f9c4200 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - どこからリメイクしました? (2022年11月16日 9時) (レス) id: ff96477080 (このIDを非表示/違反報告)
夏菜沙(プロフ) - ありがとうございます!更新できるようにがんばります!! (2022年9月1日 21時) (レス) id: 6b5f9c4200 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夏菜沙 | 作成日時:2022年5月1日 14時