排球部エースは転生少女《８》 (ページ27)

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◇BGMと懐中電灯はやめてくれページ27

こんな気持ちを持ったまま、速足で教室の中を進んでいく。ていうか、この教室特別室じゃないか。

なら、滅茶苦茶広い。
それに電気も消えていて、暗い。

超本格的なんですけど！？
思ったよりも恐いぞーー！？

しかも、BGMがいい仕事してやがるぜ！
コンチクショウ(恐すぎて心の中の会話がキャラ崩壊を起こしている)！！恐すぎて速足になってる。

「美園」

『わぁっ！？！？な、なになになになにっ！？！？◇◆◇▽▼＊＆＃□◯＃＆！！？？』

声にならない悲鳴を上げてしまった....。

「大丈夫か....！？」

『エ、ア、ウン。ナントカ.....って、.....福ちゃん！？』

突然声をかけられて、パニックになった私。
声をかけてきたのは菊乃と同じクラスの福ちゃん。

近くにはCDプレイヤー。

『.......』

福ちゃんかよ！？
このやけに雰囲気だしてるBGM演出してるヤツは！！？上手ェなァ！！？コンチクショウッ！！←荒北風

『で、どうしたの？』

「美園、ここは通路から外れているぞ」

『え？』

「あっちが通路だ。ここは裏方のいる場所」

どうやら、恐すぎて迷ったらしい。
マジか、お恥ずかしい.....。

「それと真波なら、少し前に外に行ったぞ」

『....どうしよう....』

「一緒に入ってきたのではないのか？」

『私だけ、先に入ってきちゃって.....』

いくら福ちゃんでも理由は言えない。
私の感情が問題だし.....。

「ここをまっすぐ行けば、出られる。追いかけるならな」

『！....うん。ありがとう....』

さっきからずっと手に持っていたであろう懐中電灯(顔のしたからライトアップしてた)を通路の方に向けてくれた福ちゃん。御礼を言って速足で歩きだした。

『.....(●◎◇◎●＊＆＃＆＃！！！？？)』

脳内パニックは勿論起こしながらお化け屋敷を後にした。
そして、一つ思ったこと。あの会話中、福ちゃんはずっと顔のしたから自身の顔をライトアップしていた。

『(こ、こここここここここ恐かったっ....！！！！！)』

ガチでやめてほしい。

　

　

　

「........このBGMいい味だしてるね～！」

「そそそ、そうだな！！」

ホラー得意な千歳&隣は怖がる山神がいたとか.....。

　