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◇ご挨拶 ページ24

「どうした?メガネ君。走る前から俺の凄さが伝わっちゃったか〜?一年生か、君は?」

「は、はい.....」

「箱学一美形は東堂と覚えておくといい」

「はいっ」

「(どこまでもポジションな奴ッショ.....)」

「んっ....お前、良く見たら.....三下だなぁ....ビジュアル的にぃ.....」

「(ええっ....)」

「女子にモテんだろう。可哀想になあ....」



東堂は小野田に近付き、背中を軽く叩く。



「そうかそうか!何か得意分野はあるのか?君は」

「え、あ、はいっ」

「じゃ、そいつで頑張るしかねぇな」

「!....あ、はいっ!」



この場面に湖羽がいたら、心の中で「尽八、カッケェ」と言っていただろう。決して、声には出さないが。本人に言うと面倒くさくなってしまうためである。



「.....つうかお前、何しに来たんッショ!東堂」

「おー、そうだそうだ、悪い。挨拶だよ、スプリントととられたからな」

「「!」」

「箱根は箱学の地元だ。知り尽くしている!走り尽くしてる!こっから、ゴールまでの山岳ステージは、マジで!好きにはさせないぜ!」

「「!」」

「それに、今年も湖羽と千歳が山に見に来てるんだ!」

「!....そうか」

「アハハハハッ.....!!じゃあ、後でな巻ちゃん!」



そう言って後ろに下がる東堂。



「ワリィがこっちも一ミリも譲る気はねえッショ!」

「!」

「今年はいい。チームは小野田に任せておけるからなあ!俺は!思う存分、登れる!!」



加速した巻島。後方から来る山岳リザルトを狙うクライマー達。小野田は飲み込まれないように加速する。それぞれのチームが山へ入る前、予想外の出来事が.........そして、起こる出来事。



『(小野田頑張って.....!お願い二人のために登ってきて.....!!)』



山頂ゴールでは湖羽と千歳が願っていた。
..........拍車直後に。


 










 





「箱学一の美形ってのは違くないか?」

「ウゼェし、ちげぇヨ.....」

「違いますよね?」

「東堂、お前は違うと思うぞ」

「東堂さんが一番じゃないですよね?」

「お前ら全員揃って否定することはないだろうっ!!?」

「湖羽先輩達も美形ですよ?」

「「「「だな/ああ/ですね/ダロオナァ....」」」」




 

◇ラストクライム→←◇てっぺん狙うクライマー



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マシュマロ。 - 月が綺麗ですねって、なんで気付かないんだろ〜〜。私も気付かない気がするけど… (2022年11月26日 17時) (レス) @page13 id: 5bbebede5e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夏菜沙 | 作成日時:2022年11月20日 0時

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