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04*(目標) ページ8

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猩「おはようさん」



貴「…ん、」








Aと同時に第四師団副団長になった猩覚。
だが先に板についたのは、副団長というよりもAの世話係。

今朝も、ずるずると体を引きずりながら起きたAの身支度を、テキパキと手伝っていた。








猩「今日の予定は、―――−−−」








自室で朝食を済ませ、団長室へ向かう。

オシャレなのか無駄に廊下の灯りは豆球程度で、朝でも薄暗い視界は、長ったらしい猩覚の説明など聞く気にはしてくれなかった。








貴「そもそも団長って器じゃないンだよねェ」

貴「やる気も一向に出てこないし」



猩「まァたそういう事言う」

猩「もうすぐ団員達とも顔合わせなんだ」

猩「そろそろ自覚をだなァ」








会話と云うよりは猩覚が一方的に話すだけ。








猩「なんか目標とか決めたらどうだ」

猩「そしたら多少はやる気も出るンじゃァねェか?」



貴「…抱負ねェ」








曖昧な相槌を打つAに、もはや会話のキャッチーボールを諦め猩覚が、「やれやれ」と不満の息を吐いた。








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作者名:み子 | 作成日時:2016年7月26日 20時

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