【銀魂】 白雪姫の毒林檎 4

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貴「それでね!!!」

貴「その時に晋君すっごいお金くれて」

貴「もう有り余るぐらいだよ?」

貴「ちょっと銀君に分けてあげようかと思った!」









少し前の話から昨日の事まで、まるで童心に戻ったかのようにコロコロ表情を変えて話す。









辰「そうかァ」

辰「金時は相変わらずスカンピンなんかァ」






貴「そうなの」

貴「万事屋はあんまり儲からないみたい」

貴「あァー」

貴「でも小太君も似たり寄ったりかも」

貴「攘夷って消費するばかりだし」









そこで引っ切り無しに登場する名前は昔と変らないけど、―――−−









貴「猩覚さんは過保護っていうか」

貴「心配性っていうか」

貴「たぶん、･･･すっごい優しい人」









ほんの少しでも『 心に触れる者 』が居るのだと分かったから、今日はそれだけでも来て良かった。









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貴「まァ、優しかったら」

貴「海賊なんてやってない」

貴「って、･･･辰君聞いてる?」








辰「あァ、･･･聞いてるきに」

辰「わしが今までAの話を」

辰「聞いてなかった事なんてあったかァ?」








貴「んー?なかった」









それでも、自信を持って言える事が一つある。









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辰「A ―――−−









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辰「会いたかった」









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辰「ずっと」








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辰「会いたかったぜよ」









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どれだけの人が心に触れらても、『 心を動かせる 』のは―――−− やっぱり自分だけなのだと。









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貴「辰君」

貴「私も。･･･会いたかった」









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貴「会いに来てくれて」

貴「ありがとう」








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貴「ねェ、離れたくなくなっちゃう」

貴「どうしよ」









抱きしめれば抱きしめるほど









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あァ、この。苦しいくらいの優越感が怖い









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