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喜「妬けるな」
喜「伴侶の私を差し置いて」
喜「
喜「そして」
喜「親を殺めてまで手に入れた名」
喜「結局返上してしまうとはね」
喜「共に新時代を切り拓こうと約束したのに」
喜「一体僕は」
喜「これから君を何と呼べばいいんだい」
すっかりと静寂を取り戻した海。
「どうにでも」
「親殺し」
「辻斬り」
「一橋の顔に泥を塗った虚」
「呼び名はたくさんございます」
「どれでもお好きなように」
彼も、静かに立ち上がった。
貴「なんと呼ばれようと」
貴「
貴「貴方は、貴方よ」
彼女も俯き
流れ出す涙は抑えがきかなかった。
貴「小さくて弱かった男の子」
貴「だけど、いつも明るくて」
貴「暗い折の中、貴方が光だった」
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貴「ねぇ私ね、」
貴「リンゴが好き」
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貴「味の濃いものは嫌いで」
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貴「想っている人がいて」
貴「いつか、」
貴「その人が生きやすい世の中を作りたいの」
ふわりとAの背中を包む。
その鼓動はAに伝わるぐらい狂っていて、涙を更に掻き立てる。
貴「だから、」
貴「生きるよ」
貴「私はまだ、死ねない」
「・・・えぇ」
「貴方の口から、」
「その言葉がずっと聞きたかったんだ」
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「A」
「出会えてよかった」
貴「うん」
貴「会いに着てくれてありがとう」
「沢山話を聞いてくれた」
貴「話してくれて、ありがとう」
「私をちゃんと見てくれた」
貴「私を見ようとしてくれて」
貴「ありがとう」
貴「貴方は、」
貴「これからもずっと。私の―――−−
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「
ようやく作れた笑顔。
もう何もいらい無いと強く思う。
「っA」
「私は、」
「貴方を愛せて
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「幸せっ、」
「でした」
ザン ドォン ―――
「ありがとう」
その言葉は夜明け前の闇に飲み込まれていった。
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み子。(プロフ) - ハニーさん» ありがとうございます!そう言っていていただけてうれしいです!***頑張ります(^^) (2019年3月28日 18時) (レス) id: 05de416b0b (このIDを非表示/違反報告)
ハニー - 余りにも面白いので直ぐに此処迄読ンじゃいました(笑)続き楽しみにしてます(*´∇`*) (2018年11月15日 21時) (レス) id: f040ea1a18 (このIDを非表示/違反報告)
み子(プロフ) - 黒蛇さん» とってもありがとうございます!!!更新頑張ります!!!現在進行形で話に詰まっていますが頑張ります!!!ありがとうございます!!! (2018年10月1日 15時) (レス) id: 05de416b0b (このIDを非表示/違反報告)
黒蛇(プロフ) - 好き!大好き!!尊い!!!なんだこの作品!?中毒にさせる気か!?!?もう中毒だよ!!!この小説の中毒者だよ!!!(訳:この小説が大好きです狂おしいほど大好きです。この小説を作ってくださった作者様ありがとうございます。これからも更新頑張ってください。 (2018年8月7日 13時) (レス) id: cc9de3dd63 (このIDを非表示/違反報告)
み子(プロフ) - クリニックさん» 4来ましたァァァァァァァァ!コメント有難う御座いまァァァァァァァァす!! (2018年4月15日 20時) (レス) id: 05de416b0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:み子 | 作成日時:2018年2月27日 0時