21*(眠れる万事屋の白雪姫) ページ12
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純真。
純潔。
純白。
どれも彼女によく似合った言葉。
楽「銀ちゃんっ」
楽「ヅラ…!!!」
万事屋に戻るなり駆け寄ってきた神楽は、桂に抱きかかえられるAを見て苦い顔をした。
銀「気にするな」
銀「それよりお前は大丈夫か?」
楽「私は大丈夫アル…」
銀「そうかァ」
銀「だったら少し、」
銀「新八の家にでも行っててくれねかァ?」
銀時は神楽の髪を荒々しく撫で、神楽に目線を合わせ聞く。
申し訳無さそうに言う銀時に神楽は小さく頷いた。
楽「帰って来たらちゃんと、ごめんネって言わせてネ」
笑みを浮べて外へ出て行った神楽。
銀「…さて、お前らはいつまでいるの?」
土方の灰皿は山盛りになっており、前に置かれた湯飲みは乾いてる。
桂が隣の部屋に入り、朝から引きっぱなしだったであろう布団にAを寝かせた。
銀「Aの事を心配してくれてたんだったら」
銀「大丈夫だから帰ってください」
2人が寝ているAの隣に座ると、続いて沖田と土方も対面して座る。
銀「帰れよ」
土「それは無理だなァ」
銀「なんでだよ」
土「なんでって、」
土「攘夷浪士がいるからァ?」
銀「お前ッそればっかりだなァ!!!」
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作者名:み子。 | 作成日時:2017年1月23日 17時