贅沢な夢 ページ42
真緒side
真「凛月……お前歩けよ」
凛月「えー。そんな殺生なー。俺が日光苦手なの知ってるでしょ?」
なら傘をさせよ。と突っ込みたかったが面倒で言わなくなった。
歩いていると、真の姿が見えた。どうやらあっちも見つけたらしい。
真「おーい!衣更くん!……と、凛月君?」
真はどうやら道に迷ったらしい。俺らは、遅刻ギリギリを攻めまくっている。
凛月「そーいえば、今回せっちゃんいるけどいいの?」
唐突すぎる質問に面食らっている。
凛月「……贅沢な奴だよねぇ……余りある愛情を沢山貰っているのに、ひとつも返さないし、だからといって拒絶もしない。」
淡々とした言葉で核心を突いていく。始まる前から、険悪な雰囲気なんて辞めてくれ……!!!
真「……そうだね。凛月くんの言う通り。僕は、卑怯ものだと思う。」
凛月はその発言を聞いて、何も返さず俺にもたれかかって歩き始める。
何やら、不穏な空気が立ちこめる。夏本番みたいな空気には合わない。
Aside
遅い。なんてことを思いながら、来るのを待っていた。スバルと、嵐ちゃんは裸で海に入ろうとしているのを止めたり、トリスタとKnightsの仲を取り持つためにはどうしたらいいのだろうと悩んでいたり……
A「手のかかる子達だよねぇ……」
椚「貴方よりは全然手がかかりませんよ。」
後輩の鋭い指摘にぐぅの音も出ない。ちぇ。
それより心配なのは、泉の方だ。小一時間程司、北斗と一緒にいたらしいが、全く喋らなかったらしい。
しかも、暑いのが大の嫌い。なんでこの仕事を受けたのか、疑問で仕方がないが、多分、愛しの「ゆうくん」ではないかと思う。
何事もなく終わって欲しいがそんなことはないなと思い始め、忌々しい太陽を睨みつける。
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味付けのり(プロフ) - 凛月LOVEさん» わわ!!ありがとうございます!めっちゃ嬉しいです!頑張って更新します!! (2020年1月5日 22時) (レス) id: e8088cc444 (このIDを非表示/違反報告)
凛月LOVE - 面白いかったでござる!続き待ってるぞい! (2020年1月5日 18時) (レス) id: 64fc749647 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:味付けのり | 作成日時:2019年3月16日 19時