ただ、愛がほしいだけ【マサイ】 (ページ7)

今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:32,824 hit

7 ページ7

.

あの後、しっかりお皿洗いを手伝って

またなんかあったら助けられるし、お隣だし

と、理由をつけて連絡先を交換した

自分の家に戻り、ベッドに仰向けになった

マ「愛が欲しいだけ、か…」

そんなこと考えたことなかったな

もし俺にできることがあるなら_____

と、そこでインターホンが鳴った

モニターを確認すると、シルクの右目

空いてるよ、

シ「どこ行ってたん？」

マ「え？」

シ「いや、朝方も来たんだけど、出なかったし、連絡もつかんかったし」

スマホを確認すると、シルクからのメッセージが2件あった

…全然気付いてなかった

マ「…実は、お隣さんの家に…」

シ「え！？なにその急展開！！」

マ「いや、シルクん家から戻ったら扉の前で寝ててさ、部屋に運んだんだよ」

シ「なにそれ、ドラマじゃんｗｗ」

興奮気味で話すシルク

こっちの苦労も知らないで…

それから一通りのことを話した

シ「ほー、マサイにしてはやるじゃん」

マ「なんだよその言い方w」

シ「だって、一回目だろ？すげぇわ」

でも確かに、ここまで話せるとは思ってなかったし、連絡先も交換したんだもんな…

マ「…そうだな、すげぇわ」

シ「だろ？w」

マ「シルクさ……愛ってなんだと思う？」

シ「なに急に、哲学？」

マ「なんだと思う？」

シ「うーん、難しいやつだな、それ」

シルクからの意見も聞きつつ、俺の考えをまとめていこうとするが、中々うまくいかない

シ「お隣さんのこと、救ってやれよ」

マ「うん…救いたい」

そう決意し、また今日も撮影に励んだ

.