ただ、愛がほしいだけ【マサイ】 (ページ3)

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次の日の朝

ほんの少しだけ、期待していた

この扉を開けたらまたお隣さんに会えるんじゃないかって

ガチャ…

マ「そんな偶然何度もねぇわな…」

そのまま扉を閉めて、気持ちを切り替えた

さ、曲作りでもするかな…

それから一週間

お隣さんには一度も会えていない

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きらびやかな装飾のされた街並み

少し眩しい気もするが、気にせず歩いた

シ「帰ったらすぐこれの撮影すっか」

マ「そうだな、すぐやっちゃお」

買い物中に見つけたおもしろそうなゲーム

ダホとモトキも合流できるみたいだし

どんな展開になるのか楽しみだ

駅までの道のりはそう遠くはない

今日は企画の買い出しやらでよく歩いた

時刻は22:00

もうすぐ駅に着く

そんな時、見覚えのある姿を見かけた

マ「あれって…」

お隣さんだ

初めて見た時とは服装もメイクも違っていたが

あれは間違いなくお隣さん

今日は派手な服に濃いメイクだ

そしてその隣には……男性がいた

少しチャラついた、背の高い男性だった

マ「……そりゃそうだよな」

モテないはずがない

彼氏なんていて当然だろう

でもなんで服装もメイクも違うのか…？

初めてあった時は仕事帰り？

デートの時は気合が入ってるってことなのか…？

シ「マサイ？どした？」

マ「あ、いや、なんでもない」

シ「じゃ、早く帰んぞ～」

お隣さんは俺がいた事に気付いていないだろう

だって、あんなに幸せそうに男性を見つめてたんだから______

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