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肘置きに後頭部を乗せ、西洋風な天井を眺める。
こんな風にゆっくりこの部屋を見たことあったかな?
「ねえ、Aさん」
「ん?なあに?」
パタパタと通り過ぎそうになった彼女のエプロンの端を摘んでクイッと引っ張る。
「……少しだけ此処に居てくれない?」
俺を気にせず家事をこなす、その音や空気感もなかなか良いんだけどね。
ちょっと寂しくなったというか、話し相手が欲しいというか。
そう言えばAさんは、ぽふっと床に座ってソファに腕を乗せて寛ぎ始める。
「ちょうど休憩しようかなって思ってたの。ねえ、宮舘くん」
「なに?」
「……涼太くんって呼んでもいいかな?今更だけど」
「今更だね(笑) 好きに呼んでくれていいよ」
「ふふ、涼太くん」
「なに?」
「呼んだだけよ」
「なにそれ(笑)」
クスクスと二人で笑い合う。
何が可笑しいんだろって思うけど、毎日バタバタと時間に追われてる身としては、こんなちょっとしたことが面白くて安らげるんだよね。
たぶんそれは俺だけじゃなくて、ここに居る皆もだと思う。
「……怒られちゃうかな」
「んー? なにが?」
「いやこっちの話だよ」
目の前に目を閉じてるAさんが居る。
ゴロゴロしてる俺を見ていたら眠くなったらしい。
だけどね、こんな近くで無防備に寝顔を見せようだなんてあの二人が知ったらどうなるだろうね。
最近俺とは少し違う感情でAさんを見てるあの二人。
「……ま、いっか」
居ない奴のこと考えるのはやめよう。
今日くらいのんびりしたいしと、お日様の香りがするAさんにもう少しだけ近付いて俺ももう一度瞼を閉じた。
するとあんなに眠ったっていうのに、釣られるように俺もまた睡魔に襲われるんだ。
あーあ、せっかくの連休だっていうのに丸一ほんとにぐうたら過ごすだけで終わりそう……。
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ゆきんこ(プロフ) - まり姉さん» 教えてくださりありがとうございます(^^) (2021年1月19日 19時) (レス) id: 4f915fb25c (このIDを非表示/違反報告)
まり姉(プロフ) - ちょっとした変化の1ページ目の最後のとこが名前変換されてないですよ?? (2021年1月19日 18時) (レス) id: 632dd79117 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - ふさん» ふ様。お返事が遅くなりすみません!そして、あけましておめでとうございます!どうぞ今年も宜しくお願いします(^^)のんびりスタートとなってますか、また楽しんでもらえるように頑張ります! (2021年1月8日 23時) (レス) id: 98ff3b079e (このIDを非表示/違反報告)
ふ - 明けましておめでとうございます♪今年も素敵なストーリー楽しみにしています(☆▽☆) (2021年1月6日 16時) (レス) id: 3ae47a3069 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - SACHIさん» ヤバいですか(笑)やばくなるように書きましたので、その反応が有難いです(o^^o) (2020年12月31日 9時) (レス) id: 98ff3b079e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆきんこ | 作成日時:2020年10月30日 10時