96話 ページ46
──…『よしっ!門限あるし、今日は終わりにしよっか!』
あれからひたすら練習を続け、ふと時計を見ると、もう結構な時間になっていた
体育館はすっかりボールまみれだ
「そうですね…、お疲れ様です。ありがとうございました」
『いえいえー!面白かったよ。明日からも頑張ろー!』
何気に最近そんなスパイク打ってなかったからな〜、やっぱ楽しいな〜!
白布君のトスの精度もどんどん上がっていってるし、ホントすげぇわ〜
ボールとその他
『白布君、忘れ物ないかい?』
「はい、大丈夫です」
『オッケー。そんじゃ、帰ろっか』
体育館の鍵を閉めて、白布君と向かい合う
…思えば、白布君と二人っきりで帰るのなんて初めてだな…。いや帰るって言っても寮までのちょっとした距離なんだけども…。
な、何か緊張するなぁ…。
(……というか……)
チラッと白布君の方へ視線を移す
(…制服姿が眩しいッ!!!!!!!!!!!)
ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙カッコ良すぎるんだがぁぁあああああああああああああああああッ!?!?!?!?
何で制服着てるだけでこんなにカッコ良いし可愛いの!?!?!?!?
え、待って、これから暫くこんな日常が続くのか…?毎日外に救急車待機しててもらわないといけないじゃないか
白布君…、君はなんて罪深いんだ…ッ
「…あの、Aさん」
私が一人で
そういえば、休憩した後らへんから白布君、様子がおかしいような…
『ん?どうしたの?』
白布君は視線を下へ落として、少しの間口を
何か迷っているような表情だ
…そんな
「……その……、
──Aさんにとって一番のセッターって、誰なんですか」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーキャラ
白布賢二郎
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作者名:桜 | 作成日時:2019年10月10日 19時