変人とは「普通じゃない人」のことをいう【山田三郎】

8話 ページ8

『……えっ、可愛い』




第一声、可愛い




「かっ、可愛いって……、って、そうじゃなくて、えっと…？」



『あっ、私は海野A！もしかしなくても、君は…？』



「あ…はい。三男の、山田三郎です。

…二郎みたいな低脳の友達なんて…、大変じゃないですか？」



「おいテメェコラ三郎、誰が低脳だ！！」




え〜〜…、そこ仲悪いのかよ。そして三郎くん、可愛い顔して礼儀正しそうなのに結構辛辣なのね

というか三男もいたのか…




「おいお前等喧嘩すんな！は〜〜…全く…」



『大変ですね〜お兄さん』



「まぁな、って、あぁそうだ。結局、何が目的なんだ？」



あ〜そうだったそうだった！



言い合いをしている二人を放っておき、私は口を開く




『簡潔に言うとですね、修行なんですよ』



「？修行……？」



そう、修行。まぁあながち嘘ではないだろう



二郎の奴、何も知らずに私のことなめてくれちゃってるけど





『──私も「出来る」って言ったら……、どうします？』





その言葉に、言い合いをしていた二人の動きが止まる



目の前の一郎さんも、驚いた顔をしていた




『そういうわけです。並ではないと思うんですけど…、それでもダメですかね？』





そう言えば、何故か三郎くんが前に出た





「海野Aさん……でしたっけ。事情は大体分かりましたけど……、


──それなら、僕と勝負してください」





『──勝負……？』




何だそのわくわくする単語は




「貴女の実力がどれ程のものなのか、今ここで見せてください

そうじゃなきゃ、一兄のラップなんて聴かせない」





……なるほどねぇ……





『──いいよ。それで納得してもらえるのなら、喜んで』





すると三郎くんは、ヒプノシスマイクを取り出した





「…それじゃあ、僕からいかせてもらいます！」





三郎くんは、大きく深呼吸をした

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• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーキャラ

山田二郎

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