変人とは「普通じゃない人」のことをいう【山田三郎】

40話 ページ40

三郎SIDE




今、僕の目の前にいるAさん



この人を好きだと気付いた昨日から、僕はどうすればいいのか分からない







────何時からだ




何故、好きになった





時期も理由も分からないのに、ただ「好き」ということだけが分かる


…おかしいだろ、こんなの





普通の「好き」なら良くても、僕が彼女に抱いている感情は、明らかに……








『お〜〜い、三郎く〜〜ん？』




「……っえ。あ、何ですか？Aさん」




『何ですかじゃないよ──！ぼ──っとしちゃってさ〜。やっぱ心配だな……、ちょいと失礼』




「……？え？わぁ…っ！？」






Aさんは、自身の額を、僕の額にくっつけた





……ちっ……、近……ｯ







『ん〜〜〜…？一応熱はなさそうだなぁ……、でも何か様子がおかしいんだよねぇ……』





そう言って、顎に手を添えて考え込むAさん





……ホント……、誰のせいなんだか






「ﾊｧ…)……Aさん。先に言っておきますが……、

──僕は多分、これからずっと、こんな調子だと思います。ですから……、あまり気になさらないでください」





僕がそう言えば、Aさんはきょとんとした表情になった




…かと思えば、何故か笑いだす






『っ…、あはは…！これからずっとなんて、三郎くんらしくないね！それならいいけど…、


────本当に何かあったなら、言ってね…？』







「っ…！」







…こういう時だけ、真面目にならないでくださいよ




何時もみたいに、巫山戯ててよ






……あぁ……、やっぱり、









────僕はもう、恋に落ちてる

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• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーキャラ

山田二郎

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