変人とは「普通じゃない人」のことをいう【山田三郎】

12話 ページ12

そう聞くと、特に動揺することもなく、Aさんは答えた



『あぁ、知り合いに貰ったんだよ』





……知り合い……？





「……その方は、ラップバトルをされてるんですか……？」



『うん！そう！私の親戚なんだけどね、私が良く人に突っかかられること言ったらくれたんだ〜！』




……ず、随分軽い人ですね……




…それにしてもその人…、──もしかしたら、知ってる人かもしれないな






『…っぉお！？ボードゲームにカードゲームがある！三郎くんこういうの好きなの！？』




「…っえ、あぁ、はい。そうですけど…」



『マジか！じゃあ私とやろ！ほらほら！』





……っえ、





「……いいですけど……、……出来るんですか？」



『あっ、馬鹿にしたな！？馬鹿にしたでしょ！！私超強いからな！！？』



「そこまでムキにならなくても……、……はぁ……、分かりました。いいですよ」




正直、この人がそこまで出来るとは思わないけど




…誰かとゲームをするのは久しぶりだから、少し嬉しかった









・









──…「……嘘……」



『やったねー！私の勝ち！』




尋常じゃない程の強さだった




……もしかしてこの人……、実は頭いいのか……？





『まぁでも、結構手強かったな〜。三郎くんはこれからもっと伸びるよ！』




「っ……、慰めならいらないですよ」




ただの変な人かと思えば、こういう気遣いを自然としてくるから、調子が狂う








…そんなことを考えていたからか、片付けの最中、床に落ちているカードに足を取られてしまった

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• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーキャラ

山田二郎

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