変人とは「普通じゃない人」のことをいう【山田三郎】

30話 ページ30

三郎SIDE



「行ってきます！」






……しまった。夜更かししすぎたな。まさかあの低脳より出る時間が遅くなるとは




昨日はおかしなことがありすぎて、寝付けそうになかったから、色々と考え事をしていたけど…






───やっぱり、分からない。どうして僕はあんな気持ちになったんだ…？






「 ！ 」






ふと前を見ると、見慣れた後姿があった



Aさんだ




…え、いつもこんな時間に登校してるのか…？





…だけど何だか、様子がおかしい




嫌な予感がして走ってAさんの元へ行くと、






──彼女の体が傾いた






「っ…！！」





何とか間一髪間に合い、彼女を抱き留めることができたけど……、え！？




「だっ、大丈夫ですかAさん！？大丈夫じゃないですよね！？？」




『……っえ。お〜三郎くん。ははっ、大丈夫だよ〜、ちょっとふらついただけで……』



「ふらついただけって…！体熱いですよ！？熱が…」



『っ…あ…、ごめん。ちょっと、やばいかも…』




「え……？」





その言葉の直後、Aさんは僕に完全に体を預けた





「！？っえ、Aさん…！？Aさん…！！」






…ダメだ。気を失ってる。




どうする…？一兄も今日は外出しているし…、Aさんの家なんて…








「っ……、迷ってたってしょうがない…！」







僕は気を失っている彼女を抱きかかえて、自分の自宅へ向かった

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• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーキャラ

山田二郎

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