変人とは「普通じゃない人」のことをいう【山田三郎】

22話 ページ22

……ちょっと待て。僕は今、何を考えていた……？




"羨ましい"って……、何に対してだよ






────何故、そんな感情を抱いた……？








「……………」






『？どーした三郎くん☆』



「っわ……！？」





突然、座って俯いたままだった僕の顔を、Aさんが覗き込んできた


思いの外顔が近くて少し動揺する





「…っあ、あの、…近くないですか…！？」



『？え、そう？なぁ〜に私達はもうこんな距離感じゃないか☆』



「いや距離縮めすぎですから！ちょっ、と待っ…！『あぁ〜〜可愛いなぁ〜〜三郎くん──！！(頬擦り』人の話を聞いてください！！汗」






…本当に、こんなタイプの人は初めてだから調子が狂うよ






あぁもう、おかしい







「……Aさん」




『ん？何だい三郎くん！』




「今日、泊っていきますか…？」




『ん、そうだね！二郎の馬鹿のせいでかなりの時間を費やしちゃったｓ「おいA何だとテメェ！！」』





「大体お前があの時…『あ──はいはい、もー二郎は子供だなー』」





Aさんが二郎の方へ振り向こうとして、思わず彼女の制服の袖を掴んだ





『？三郎くん……？』





「っ……あの……、





──また、僕とゲームしてくれますか……？」







……本当に今の僕は、おかしい



こんな発言をしていることも、






『…！ははっ。うん、勿論！』






そう言って笑う貴女を見て、安心している自分がいることも







……厄介な人なのに、何で、嫌いになれないんだろう…──









……一方……、








(あぁぁああああああ何ｯなんだよ三郎くん可愛すぎんだろぉぉおおおおお！！！！)

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• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーキャラ

山田二郎

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