【WT】尾も白い人達の短編集 (ページ4)

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｢スーツ変な感じするぅ…ぶかぶかな服着てもいい～?｣

｢まぁ…いいけど｣

｢じゃあ俺スーツ着ていい?この格好違和感えぐいんだけど｣

｢おっけぇ～分かった～じゃあ服交換しよ｣

｢うーん…ヘッドホンないとソワソワする…貸して!｣

｢あ、あぁ…貸すっつってもぶるーくのやつだけどな｣

｢…本読むのにメガネ無いとなんか…違和感｣

｢あ、僕メガネ持ってる!持ってくる!｣

｢はー…いつもの枕がないと落ち着かない…どこやったっけ｣

｢確かどっかの椅子に置いてなかったっけ…、あ、あったあった｣

きりやんside

｢これはどういう状況…?｣

優雅に紅茶を啜りながら難しそうな本を読んでいるメガネをかけたぶるーくと、その横で眠そうにして抱き枕を抱き締めながら欠伸をかましているスマイル。しかも服が二人とも反対とかいうカオスっぶりである。

｢あ、やんさ～んスマイルが遊んでくれないから暇なんだよね～｣

｢ソ、ソウナンデスネ｣

｢んー…そうだな…あ、マリカーしよう!!スマイルスイッチ取ってきて～｣

｢…、え俺?自分で取ってこいよ｣

｢えー…けちんぼだねぇ～…ま、いいやスイッチ取ってくるからちょいまち!｣

もちろんマリカー対決は全負けした。ぶるーくに負けたのは勿論だがスマイルの顔でドヤってくるのでスマイルにも負けた気分。イラっとしたのでぶるーく(中身はスマイルだが)にデコピンをかましてやった。