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「…A！」
「え、…Aちゃん？」
「…A…か？」
スクアーロがでかい声を上げたことでその名前にツナやリボーンもピクリと反応する
しかし、目から入ってくる情報と、耳で得た情報が合致しない
だってあそこにいるのは、あの幼いAとは似ても似つかない、美しい娘だった
スクアーロはベルの胸倉をガシッと掴む
「馬鹿野郎！なんでここに連れてきた！」
「えー、だって、もう時間の問題っしょ？」
「時間の問題？」
「スク隊長、Aの左腕よく見てみなよ」
ベルも言葉に誘導されAの腕を見てスクアーロは目を見開いた
「…A！…それ！」
「そう、Aにキャバッローネの刺青が継承された、もう正真正銘キャバッローネの首領はA、そうなったらボンゴレの連中とも顔合わせなきゃいけなくなるんだからいいじゃん」
一方でその話を全て聞いていたツナたちも驚きを隠せない
「本当にAちゃんなの…!?」
「…でも十代目、…前会った時はかなりのチビでしたよ…」
「でもあの刺青…、ディーノさんと同じだ…！」
「…ﾁｯ、おい！A！」
リボーンの突然の大声にその娘はびくっと肩をゆらした
そしてゆっくりとこちらを見やると、その口は確かに‟リボーンさん”と動いた
「お前その姿はどうした！何があった！その血はお前のものなのか!?」
リボーンの質問にAは答えず、何かを言いかけて口を閉じる
それに答えるにはまだ戸惑いを隠せないようだった
しかしそれ以上にリボーンにはなにかこみ上げるものがあった
それを言葉にするとしたら、
「…無事で良かった」
その言葉は間違いなくAにも届き、その言葉にAは嬉しそうに笑った
「…ずらかるぞ！」
「了解っ」
スクアーロの声を合図に２人は窓を飛び出し、その際ベルはAを抱きかかえて飛び降りた
ツナたちも慌てて窓から顔を出すが、もうそこにAの姿はなく、目の前に広がる雪景色に吐き出される白い息は淡く滲んだ
「…Aが生きてた」
「急いでディーノさんに伝えないと！」
そういってボンゴレもその場を立ち去った
Aはベルの腕の中で今後起こりうる騒動から目をそらすためか、そっと目を閉じた
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あいちか(プロフ) - 玲雪さん» はじめまして、いつもこの作品を読んでいただいてるということでありがとうございます、玲雪さんのようなコメントを頂けることはとても励みになりますので、これからもよろしくお願いします。 (2016年10月30日 10時) (
レス) id: 4b1aefde64 (このIDを非表示/違反報告)
あいちか(プロフ) - アキラさん» いつもコメントありがとうございます、やはり定職についてからの定期的な更新は難しくなっていますがやめる気は到底ないのでこれからもよろしくお願いします。 (2016年10月30日 10時) (レス) id: 4b1aefde64 (このIDを非表示/違反報告)
玲雪(プロフ) - はじめまして！いつも読ませていただいてます！この作品大好きです！更新頑張って下さい！！ (2016年10月18日 19時) (レス) id: 898d277df4 (このIDを非表示/違反報告)
アキラ(プロフ) - もうどんどん話が更新されて続きの話が気になってワクワクしてます！！これからも更新頑張ってください (2016年10月12日 0時) (レス) id: d018642a1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいちか | 作成日時：2016年10月10日 22時
