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「ツナ、あの男だぞ」
「…わかってるよ」
一方でボンゴレも、このパーティーの主催者であるあの男を警戒していた
Aが標的に定めたあの男を
「あいつがこの辺りを占めるボスなんでしょ…」
「でもあんな奴見たことないっすよ…」
「だから可笑しいって言ってんだ」
リボーンの研ぎ澄まされた返しは他を黙らせるには十分だった
皆言葉を見失ってリボーンに視線を集める
「このファミリーは特に有名だった訳じゃねぇ、ましてや同盟を組むファミリーも弱小ばかりだったはずだ、なのにここ最近で突如名前が売れてこんなパーティーを開くまでになった」
「…」
「全く関わりのなかったはずの俺たちやヴァリアーまでを招待するほどにな、どういうことか分かるか」
「…どういうことって」
「こうして急成長を遂げるには絶対に何か訳がある、しかも公になってない訳が」
「…まさかこのファミリーは、…」
ツナも神妙な面持ちになる、ようやくリボーンが言いたいことを理解したようだった
「あぁそうだツナ、こいつらは裏で手を引いてる」
「…一体何をしているんだ」
「それは分からねぇがこいつらは何か悪どいことをやってるのは確かだ、こいつらから目を離すなよ」
「…」
リボーンの言葉で改めてボンゴレの背筋が伸びる、フロアの中心部で合成に酒を次々と開ける彼らは時折高笑いを見せていた
ツナたちは経験上から知っていた
初めて招待するファミリーがいた場合、あんなに悠長にできるはずがないのだ
信頼関係も築けていないようなファミリーが自分の領地の中にいて、あれほどの余裕でいられるはずがない、それほどまでに彼らは自身に満ちていた
まだ成長途中であってもおかしくないはずのファミリーがあれほど高慢にいられるだけの理由があるのだ
その自身の根拠は一体どこに…
とにかく今わかることは、
彼らは危険であるということ
同盟を組むなんて以ての外、きっと内部から浸食していくに違いない
そんなものが見えきっていてそれでも彼らはフロアに集まったそれぞれのファミリーの幹部やボスを嘗め回すように見て、そして不気味に口角を釣り上げていた
そんな奴らを見てツナはなんだか吐き気を覚えていた
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あいちか(プロフ) - 玲雪さん» はじめまして、いつもこの作品を読んでいただいてるということでありがとうございます、玲雪さんのようなコメントを頂けることはとても励みになりますので、これからもよろしくお願いします。 (2016年10月30日 10時) (
レス) id: 4b1aefde64 (このIDを非表示/違反報告)
あいちか(プロフ) - アキラさん» いつもコメントありがとうございます、やはり定職についてからの定期的な更新は難しくなっていますがやめる気は到底ないのでこれからもよろしくお願いします。 (2016年10月30日 10時) (レス) id: 4b1aefde64 (このIDを非表示/違反報告)
玲雪(プロフ) - はじめまして！いつも読ませていただいてます！この作品大好きです！更新頑張って下さい！！ (2016年10月18日 19時) (レス) id: 898d277df4 (このIDを非表示/違反報告)
アキラ(プロフ) - もうどんどん話が更新されて続きの話が気になってワクワクしてます！！これからも更新頑張ってください (2016年10月12日 0時) (レス) id: d018642a1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいちか | 作成日時：2016年10月10日 22時
