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「ほら、十代目、もう着きますよ」
「…うん、そうだね」
ヴァリアーの皆が会場へ向かう頃、時を同じくしてボンゴレファミリーもパーティーの会場へと向かっていた
「…にしても、やっぱり雲雀さんは来ないんだね」
「あいつのことなんか気にしなくてもいいんスよ、十代目」
ツナが乗り合わせたジェットの中を見回したが、ファミリー皆がそろったわけではなかった
誘っても誘っても断る輩もいるのだ
例によって雲雀はいつものごとく、ツナの誘いを断り今回もそろって参加することはなかった
「…にしても、ね」
「まー雲雀はいつものことだろ、気にすんなって！」
「山本はいつも元気だね」
「ん？だってパーティーだろ、楽しまねーとな！」
窓から覗く景色が雲をすり抜け、海をまたぎ、太陽のもと影を地に落としながら向かう目的地へ近づけば近づくほど、山本はどんどん気分が上がっているようだった
その目はキラキラと希望を含ませていてツナは心の中で彼をうらやましいと思った
「おい、ツナ、何をそんなに気にかけているんだ」
いまだに浮かない顔をするツナに隣からリボーンが声をかけると、ツナは神妙な面持ちで口を開いた
「…たぶん、今回招いてきたファミリーに関することだとは思うけどなんだか気がすぐれなくて」
「何がそこまで気になる」
「わからない、でもあのファミリーにかかわりにいくのはよくないとわかる」
「…」
「きっと今日なにか起こる」
「‟なにか”…」
「だからみんな、決して気を抜かないでいてほしい」
ツナが注意を喚起するとみんなの顔から笑みが消えた
どこからか生唾を飲む音も聞こえた
「なるべく皆別れないで一緒に行動して」
ジェットは着陸態勢に入る
「危険な目になるなら逃げても構わない」
体に重くのしかかるのはプレッシャーか重力か
「もしくは抵抗することもいとわない」
俺たちのボスの目がきらりと光る
「必ず皆無事で」
飛行機はまもなく地に降りる
それとともに幕あける今宵に、
誰が想像できただろう
パーティーは血塗られると
そのステージの真ん中に立つのは果たして誰か
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あいちか(プロフ) - 玲雪さん» はじめまして、いつもこの作品を読んでいただいてるということでありがとうございます、玲雪さんのようなコメントを頂けることはとても励みになりますので、これからもよろしくお願いします。 (2016年10月30日 10時) (
レス) id: 4b1aefde64 (このIDを非表示/違反報告)
あいちか(プロフ) - アキラさん» いつもコメントありがとうございます、やはり定職についてからの定期的な更新は難しくなっていますがやめる気は到底ないのでこれからもよろしくお願いします。 (2016年10月30日 10時) (レス) id: 4b1aefde64 (このIDを非表示/違反報告)
玲雪(プロフ) - はじめまして！いつも読ませていただいてます！この作品大好きです！更新頑張って下さい！！ (2016年10月18日 19時) (レス) id: 898d277df4 (このIDを非表示/違反報告)
アキラ(プロフ) - もうどんどん話が更新されて続きの話が気になってワクワクしてます！！これからも更新頑張ってください (2016年10月12日 0時) (レス) id: d018642a1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいちか | 作成日時：2016年10月10日 22時
