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Aの銃声が鳴り止んだ頃、すっかり日も暮れキッチンからはディナーの匂いが漂ってきて空腹を刺激した
リボーンは「みんなで食う方が美味いだろ」と言って渋るAをみんなが揃ったダイニングへ連れてきた
「よし、Aも来たことだし、準備も出来てることだし、食うか」
「うん、Aちゃんも座りなよ」
「ここ来いよA、俺の隣空いてるぜ」
未だにドア付近で佇んでいたAに山本が自分の隣の席を指差し気さくに話しかけた、Aももう断ることは出来ないと諦め一礼をして山本の隣に腰かけた
Aはキャバッローネ邸でもディーノが強引に誘わない限り誰かとディナーを共にすることがない、そのディーノは仕事が忙しく落ち着いてダイニングで食事をとるということの方が珍しくここ最近はめっぽう無くなっていた
「美味いか？」
「…あ、はい、美味しいです…」
当然ディナーの味の感想を聞かれることも全く無く、経験ないことからオドオドしてしまうAに対し山本は絶えることなく話しかけていた
「そういえばA、学校はサボったんだって？ツナから聞いたぜ」
「…はい」
「ディーノさん何も言ってこねーの？」
「…」
山本の問いにAは答えることなく壁に掛けられた時計に目を向けた
「ん？どうした？」
「さてはそろそろディーノが帰ってくる時間なんじゃねーのか？」
「…」
その通りだった、内緒で抜け出したとは言ってもディーノがキャバッローネ邸にいたらそれは絶対にできなかっただろう、
しかしディーノは一昨日から出張して仕事をこなしていた、Aはそれを知っていて抜け出してきたのだ、家に残った部下たちも自分に関心が無いことを計算に入れて
だがディーノはあの家で唯一自分に目を向ける人であり、親である、Aが通う学校からは無断欠席の理由を聞く電話がいくだろう、そしたらきっとここにも電話がかかってくる
この時間はまさしくディーノが家に着くと予告していた時間なのだ
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あいちか(プロフ) - 泣き虫少女さん» 50話直しました、指摘ありがとうございますm(__)m (2015年4月3日 12時) (
レス) id: b69e9147a1 (このIDを非表示/違反報告)
泣き虫少女 - 50のツナ(?)の発言、『クローン』じゃなくて、『クローム』では…？ 後、この作品、泣けました！感動作ですね！！ (2015年3月28日 18時) (レス) id: 31c25ee666 (このIDを非表示/違反報告)
風化 - 面白いけど……小説としては中身が薄いのでは？表現にムラがあるし…… (2015年3月16日 23時) (レス) id: c4c6409a6e (このIDを非表示/違反報告)
あいちか(プロフ) - 蝉時雨さん» 応援ありがとうございます！今回の作品に比べて続編はディーノとの絡みは少なくなって感動してもらえる所は劇的に減ると思いますがその分ある人たちとの絡みが格段に増えます！続編もよろしくお願いします！ (2015年1月31日 16時) (レス) id: b69e9147a1 (このIDを非表示/違反報告)
あいちか(プロフ) - 氷輝さん» 応援ありがとうございます！無事続編に行くことが出来ました！続編の話は修行の話が中心になると思うのでディーノとの絡みは少なくなりますが続編もよろしくお願いします！ (2015年1月31日 15時) (レス) id: b69e9147a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいちか | 作成日時：2014年12月23日 23時
