愛よ、僕を導いてゆけ２

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智瑛「A、お花の水入れ替えてくるね！」


「うん、」





今週、私と智瑛は日直で朝の掃除とかなんやらをしなくてはいけない。

別にサボってもいいんだけど、今週の床掃除はどっちも男子だから

どうせしっかり掃除をしてくれない。


そしたら朝の掃除担当の私たちは怒られる。




怒られるのは誰だって好きじゃないから、怒られないためにやるのみ。





？「...あ。天野さん！」


「..山田くん、」




にかーっていつもと変わらない笑顔で微笑む彼。

昨日のことをなかったように..





「ねぇ、どうして？」


涼介「ん？」





私には、私と勉強してること言わない理由がどうしてもわからなかった。






「なんで、私とのこと言わなかったの..？」




そういうと、山田くんは優しい顔をして..





涼介「言わないでって言ったから。」


「...ばかじゃないの」



涼介「..ははっ、」





申し訳なさそうに軽く笑った山田くんの表情にギュンと心が痛くなる。





「山田くん、いつか詐欺に遭うよ。...馬鹿だよほんと。

だって、私が言わなきゃ罰下されてたかもしれないんだよ？」



涼介「..そうだね。考えてなかった。俺、馬鹿だ。ははっ！

ただ俺は..天野さんの悲しむ顔は見たくなくて..それしか頭になくて..」



「...っ ..」





なんだ。なんだよ。

なんでこんなにまっすぐなんだよ。



私なんて智瑛と佐久間をみて嫉妬でどうにかされそうなのに...


まっすぐすぎて見つめるのが辛い

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