愛よ、僕を導いてゆけ２

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涼介「あーーりーーおーーかぁあっ！」




「...」


大貴「....」





ドスンドスン

この足踏みの音はそれが一番合うだろう。




「大ちゃん朝からなにかしたの」


大貴「なにもしてないよ！」




まだ見えない存在の涼介にビビる有岡。

..あ、見えた。


闘争心メラメラの声して..





涼介「....大ちゃんって」


大貴「え？」


「...」




涼介「大ちゃんってなんだよぉおお！」



「「....？」」



なに言ってんだ。涼介。






『ぴろりん』

あ、メッセージきてる..





・





「それで大ちゃんに嫉妬？」



止まらない涼介の話を半分だけ聞いて、

大ちゃんは「へ？なんで？それがなに」って顔してる。





涼介「なんで大ちゃんは大ちゃんで俺は山田くん？ねぇ、いつ知り合ったの？」


大貴「いつって、ちゃんと喋ったのは今日。

大ちゃんでも大貴でもいいよって言ったら大ちゃんっていったんだよ？」




涼介「...おまえ」




ムゥ、って頬を踏むらませて本当にやるんだって。






大貴「な、なんだよ」


涼介「さてはモテ男だなぁああ！？

なーにちゃっかり女慣れしてるんだよ！どこで習ったその術！」





ガンッと席を立ったかと思えばクラスメイトの視線が集まる。

あーあ、涼介、天野さんが可哀想。

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