愛よ、僕を導いてゆけ２

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「...はぁ」



なんで、私が。

うーん、なんでこんなこと。




「..だれよ」




誰よ私の上履きに画鋲５個入れたの！

てか５個って..、５個って。


ちょっと間違えて入れちゃいました〜くらいで通じるっつうの。


は？いじめ？

なにこれ。





「警告？」




え、だったら誰？

誰がなんのために私に警告を？




「...もしかして」




私に深く、てか深く関わろうとしてるイケメンって言えばさ。一人だよね。




涼介「天野さん！おはよう！」


「.....おはよう、」


涼介「え、テンション低くない？」




低いわ。

多分三分の一の確率で山田くんが原因だわ。





「...あ、それ」




山田くんの鞄についてるストラップ。

赤い豚のストラップ。





涼介「ありがとう！お土産！早速つけちゃった」



『豚、だなんてなんかディスられてるのかと思ったけどなんか笑ったわ』

ってそれをつまんでフリフリしながら見つめる山田くん。





「大ちゃんとお揃い。あと友達の知念さんも大ちゃん渡してくれた？」


涼介「...え？」


「え？」




サッと顔が上がるとなぜか血の気が引くような真っ青な顔。




涼介「大ちゃん？」


「..ん？」

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