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〇ten ページ10
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学校に着くと、
ますます悪化してきた気がする。
体は鉛のように重くなっていた。
それでも私は教室に向かい、
いつものように
「相葉くんっ！おはよー！」
相葉「...はょ」
「////!!お、はよ！」
...今の、聞き間違い？
相葉くんが、、
すごく、すごく小さな声だったけど。
「おはよ」
そう言ってくれた。
...体が熱くなる。
心臓がドキドキ速い。
私は緊張して、
自分の席に逃げるようにして帰った。
そのやりとりを見ていた女子が、
「ねぇ、私たちも言おうよ！！」
なんて、教室の隅の方で騒いでる。
ある二人の女の子たちが
相葉くんの席に近づいていった。
〇「相葉くーん、おはよぉー！」
◇「///あ、いばくんっ！おはよ？」
相葉「...。」
相葉くんはあの二人の女の子に見向きもせず。
黙々と本を読み続けた。
なんで他の子に声かけないの？
なんで私にだけ挨拶返すの？
.
.
.
...ほんと、期待しちゃうじゃん、馬鹿。
私はなんか、
その場にいづらくなって
こっそり教室を出た。
どんどん頭がボーっとしてく。
体も朝より重くなってる。
...屋上で少し風に当たろっかな。
私は屋上へと向かった。
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作者名：ザモザモ | 作成日時：2013年12月6日 18時
