〇twelve ページ12
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あー、サボリになっちゃうな。
なんてことをのんびり考えていたら、
パタパタと聞こえる足音。
みゆ「先輩っ！！大丈夫ですか！？」
顔をあげたら、
さっきの後輩ちゃん。
「ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ...大丈夫だよ。
あっ、名前教えてもらっていい？」
みゆ「中野みゆって言います。
先輩、本当に申し訳ありませんでした！！」
「いいのっ...いいの！
結局大丈夫？
あんな奴らに金なんて貸しちゃダメだよ？」
みゆ「はいっ！
...先輩、具合悪いですか？」
そんな見てわかるほどに
具合悪そうなのだろうか...。。
「みゆちゃん、ホームルームサボリ？
だめじゃん(笑)
教室戻りな？」
みゆ「で、でもっ...」
しぶとく残ろうとする彼女。
さすがにね、
後輩に心配かけられないのよ。
「ほらっ！！！
私もう少しサボるから(笑)」
みゆ「...はい。。。」
そう言ってみゆちゃんは
私を心配しながら
悲しそうに帰っていった。
...喉痛いし、頭も痛い。
さすがに保健室、行こうかな。
私は重たい身体を無理矢理起こし、
引きずりながら保健室へ向かった。
*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:*･'･*:.｡. .｡.:*･゜ﾟ･*
二宮「いらっしゃ...ってありゃー。
これは派手にやられたねー。」
「...せんせ、頭痛い。」
すっかり忘れていたが、
私は頬が腫れているんだった。
二宮「じゃあ体温計で測って。
その間、頬の治療しときますから。」
保健の二宮先生。
男子からは
キンジロー
って呼ばれてる(笑)
「いたっ！！！いたいっ！！！」
二宮「ったく。消毒しないと
よくなんないんですから。
もう少し我慢してください？」
その時、タイミングがいいのか、悪いのか。
私の体温計が鳴った。
二宮「じゃ、一時中断。
ほれ、見せてみ？」
「...はい。」
二宮「あらー、３８．３℃だって。
ちょっとベッド横になんな？」
ベッドに潜り込む。
そしたらなんか、
気持ちよくなってきて。
すぐに寝てしまった。
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作者名：ザモザモ | 作成日時：2013年12月6日 18時
