崩される日常 (ページ10)

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8話ページ10

Ｓ side

大野さんを押さえつけてたら、

O「翔くん痛い！離して！ひどいよ！｣

って怒りだした。

いや、あなたが変態化するからでしょ！

Ｎ「生田先生、彼はいつから保健室登校ですか？」

A 「ちょっと、俺が答えないからって斗真くんに
聞かないでよ。言ったでしょ？
知りたきゃ自分達で調べなって。
っていうか、早く出てってくれない？｣

あからさまに敵対心を向けてくる彼。

俺はニノと目を合わせると(今は引こう)と

合図して来たためそれに従うことにした。

Ｎ「大野さん、潤くん出るよ。」

O 「えー。なんでー？」

Ｎ「いいから！早く出ますよ！」

俺達が保健室から出て行こうとドアに手を掛けると

A 「あ、言い忘れてたけど､､､
俺、学校公認の、保健室登校だから。
そこんとこよろしく。」

そう、冷めた笑顔で言ってきた。

それすらも様になるのが悔しい。

いいじゃん。やってやるよ。

お前を絶対に保健室から出してやる。

さぁ、ミッションの始まりだ。