６ ページ8
「………」
その場へと向かったはいいが、
ひどい。これは。
暮人の野郎に何言われるか……
「そもそも何を悩んでるんですか?
全ての攻撃が、
ストレス発散のように
思えますが〜」
「荒々しいと言う事か!
まあな!!ストレス発散だ!!」
「あは。なんのです〜?」
シノアが楽しそうだ。
よかった……じゃねぇか。
「おい、お前ら……」
「A様に対してのだ!!」
「……え、俺?」
後ろの視線が痛い。
俺が、元凶みてぇじゃねぇか。
「いつもいつも!あたしは
何の力添えにもなれず、
ただ怒らせてばっかり!!
それに、
カスミって誰なんだあああああ!!
いけえっ天字竜!!」
これぞとばかりに、
《鬼》を出しまくる三葉。
と言うか、カスミの事を……
「あっはは〜。荒れてますねぇ
行ってください、しーちゃん♪」
シノアも《鬼》を出しまくる。
おいおい、崩壊寸前じゃねぇか。
「おい、A止めろよ」
「そうだよ〜元凶君だし」
「俺かよ……」
「元凶お前だろ」
「止めてこいよ、元凶」
「元凶、元凶うるせぇ」
『本当の事だろ』
とか言って、面倒事に
巻き込まれたくねぇだけだろ。
俺は《萠紅》を出し、
「止めろ、《萠紅》」
《またぁ〜?》
銃弾を一発放つ。
それに、あいつら二人は
「あっ」
「えっ」
と、気付いたが、
避けきれず《鬼呪装備》を盾に、
防御する。
そして不時着した。
「あったたた〜……」
「う〜、何だこれは……」
「恐らく、兄さんの鬼ですね。
と言う事は……」
「「逃げた方がいい」」
と意気投合した二人に
ゲンコツをくらわす。
「いったぁい。可愛い妹に〜」
「アホか」
「ぐぅ。た、大佐ぁ……」
涙目で見上げてくる
三葉に、手を差し出し握らせる。
「大丈夫か?」
「ちょっとぉ、それは無いでしょ〜」
と言うシノアの手も引っ張り、
同時に立ち上がらせる。
「俺にとっては、二人とも
可愛いんだよ」
そう言った俺に。
「まあ、私は元々可愛いので」
「お前な。少しは喜べよ」
「いえいえ〜喜んでますよ〜?
みっちゃんも♪」
確かに。三葉の頬が
微かに赤く染まっている。
「あう……し、失礼します」
と逃げようとする三葉の腕を掴む。
「みっちゃん。御話しよう、なァ?」
「うう……はいぃ」
そして俺の執務室へ
連行。
おまけ。
「みっちゃん昨日、
ハッスルしたようでしたよ」
「俺達の読みは当たってたな」
「可哀想だよね〜」
「(………って言っても)」
と、三人は静かに思い。
『助けないけど』
と言った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 18人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
暁の雨 - クッキーさん» ありがとうございます!不潔で面白くないかな、と思いましたが。救いの女神!更新頑張りますね!! (2017年3月11日 10時) (
レス) id: e8dddc3b1a (このIDを非表示/違反報告)
クッキー(プロフ) - とても面白いです！！！！！ 更新頑張ってください^_^ (2017年3月10日 19時) (レス) id: e81086d7ab (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
