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「……カスミを……殺したのか……」
「すいません。大佐」
目は伏せ、顔は俯いている。三葉が、カスミを殺した。
正直複雑な心情。
けれど、
「そうか」 「え?」
「報告書は作っておく。
どんな状況で来たのか、あす、教えろ」
そう言って部屋から出た。
◆
翌日
「部屋で休んでいたら、彼女が来ました。
そこからすぐに戦闘を」
「何か言ってたか?」
「……はい。A様に、伝言を」
「伝言?」
報告書を書いていた手を止めて、三葉の話を聞く。
「……愛してる。死んでも、ずっと愛してる」
その言葉を聞いた俺は、
珍しく表情を出してしまった気がする。
動揺。未練。喜び。
複雑な感情と心情。
「……ありがとう。三葉」 「……何がですか」
「あたしは、カスミ様を殺しました。
お咎めは無しだなんて、そんなの、おかしいです!」
俺は彼女の悩みに気がつけない。
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暁の雨 - クッキーさん» ありがとうございます!不潔で面白くないかな、と思いましたが。救いの女神!更新頑張りますね!! (2017年3月11日 10時) (レス) id: e8dddc3b1a (このIDを非表示/違反報告)
クッキー(プロフ) - とても面白いです!!!!! 更新頑張ってください^_^ (2017年3月10日 19時) (レス) id: e81086d7ab (このIDを非表示/違反報告)
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