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ストーリー40 ページ42

-ころんside-

何だ、?この棚…


まぁ開けちゃダメなんて言われてないし…

〈ギシッ〉


持ち手に手をかけ軽く引くと、棚の戸はギシッと音を立てる。


『(これ結構放置してたんじゃないか?)』


つぎはもう少し力を入れて引く。

『ぐぅっ!』


〈ガパッ〉


大きな音を立てて戸が開いた。


さ「 どしたーー?」

リビングからみんなの話し声がするなか、さとみくんがこちらへ声をかけてくれた。





が、そんなことは僕の耳には届かない。
それ以上のものを、見てはいけないようなものを見てしまった気がした。

『ぁ、、え、、』

湿気が酷く、少しかび臭い引き出しの中。
そこには、、




さ「酒……?」


真後ろから声がした。

さとみくん、いつのまに来てたんだろう。



『…そう…だね…』

引き出しの中。そこには飲みかけだったり、未開封だったりする焼酎瓶が3,4本、奥に詰められて入っていた。



なんとなく後ろめたいような気持ちになり、自然とリビングにいるみんなに聞こえないよう、小さな声になる。


さ「A…のか?」

『いや、それはないと思うけど…』

さ「だよな…」

そんな会話をさとみ君としていると、リビングの方からAの声がした。


A「遅くない?場所わからん感じ??」


そういいながらAはこちらに近づいてく
る。


『(やばっ!?)』


そう思ったころには、もうAはすぐ隣にいた。


『えっぁ、、A、、』


驚くだろうか、、怒るだろうか、、、

ぐっとAが言葉を発するのを待っていると…




A「なんだ、お菓子見つけたんじゃん。さっさと拾って食べよ!アイツらと話すと疲れるわぁ。」


あれっ?? 意外と普通…そう思ってぽかんとしていると


さ「ごめんごめんw今から持ってくるからもう少し相手してあげてw 」

さとみくんが素っ気なく返す。


『わかったから早くしてよー!!!もぅ、、、』

すると、Aはムスッとしながら賑やかなリビングへ戻っていった。


Aがいなくなったのを見て、僕は例の棚の方を見る。


だが、棚の戸は元通りにきちんと閉められていて周りには、ただ床に転がったスナック菓子の袋があるだけだった。


さ「ふぅ、セーフ……だな。」


さとみくんが安心したような顔つきで言う。

『…??どゆこと?』


さ「そりゃAがあそこで来たら誰だって焦って戸くらい閉めるだろ……」


『あ、ありがと』

結局そのまま僕らはお菓子を持ってリビングへ戻った。

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フェアリー - ツンデレって、可愛いよね?ね?(圧)ということで結論 ツンデレ=最高(何言ってんだこいつ) (2021年11月14日 22時) (レス) @page1 id: ebc545326a (このIDを非表示/違反報告)
(`∀`⊂) - でも面白いです! (2019年10月24日 19時) (レス) id: dbe2a2ad53 (このIDを非表示/違反報告)
(`∀`⊂) - あの、、、関西弁変ちゃいます?気にさわったんならすいません。 (2019年10月24日 19時) (レス) id: dbe2a2ad53 (このIDを非表示/違反報告)
赤猫君。(プロフ) - おおお? (2019年10月18日 22時) (レス) id: 8740c32d82 (このIDを非表示/違反報告)
赤猫君。(プロフ) - 元乃猫です!      え!続きタノシミ!!! (2019年10月17日 18時) (レス) id: 8740c32d82 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Aiai | 作成日時:2019年8月15日 23時

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