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-Gintoki side-
結局、ドアに鍵をかけられたまま、部屋に入れてもらえず、
"俺の言う事は絶対だ"と、某バスケ漫画で聞いたことがある台詞を言われ、
仕方なくソファーで寝る事に。
まぁ、万事屋のソファーよりも大きくて柔らかかったから
案外ぐっすり眠れた。
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『…おい…』
『おい』
『おい起きろ』
『いつまで寝てるつもりだ』
『おい』
「…ん、?」
『さっさと起きろ。何時だと思ってんだよ』
半目になりながらも眠気を覚ます為に目を擦る。
一瞬、目の前にいる男は誰だろうかと思ったが
そういえば自分は知りもしない場所にいる事を思い出し、
まだ眠っている頭を無理矢理働かせ、Aに声をかける事にした。
「…いま、何時?」
『6時だ』
「6時?まだ眠れんじゃねーかよ…」
『6時起床くらい普通だろ。』
確かにこの時間帯に起きるのは大人として当たり前なのだろう。
だがそれはあくまで普通の奴等だけだ。
自分は当たり前のようにこの時間は寝ているし、
お昼過ぎまで寝る事もある。
『今日は用事があるんだよ。さっさと起きろって』
「用事ぃ?俺ァ留守番してやっから一人で行ってこいよ」
『お前も行くんだよ。分かったらさっさと朝飯作って支度しろ』
「お、俺も!?」
朝飯作るのは良いとして、何故俺が用事とやらに付き合わなければならないのだろうか。
少し文句でも言ってやろうかと思ったが、
また昨晩のように"俺の言う事は絶対だ"、と言われそうなので
渋々了承した。
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スノウ(プロフ) - 面白かったです!!男主のツンツンの所が良かったです!これからも更新頑張ってね! (2016年12月4日 18時) (レス) id: 3d3f94c80b (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - 仁さん» はじめまして!コメントありがとうございます(*´ω`*)お、面白いですか?うへへ(*´∀`) (2016年4月9日 23時) (レス) id: b8d350c1fc (このIDを非表示/違反報告)
仁 - 面白すぎて爆笑した! (2016年3月20日 7時) (レス) id: a5466deddc (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - 坂田銀猫さん» コメントありがとうございます。面白いって言っていただくのは、やっぱり嬉しい物ですね。頑張らせていただきます(*´∀`) (2015年11月28日 7時) (レス) id: 0fe60195e6 (このIDを非表示/違反報告)
坂田銀猫 - とっても面白いです^^更新ファイトです (2015年11月23日 21時) (レス) id: 21ff7585d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:A | 作成日時:2015年9月6日 20時