【銀魂】朝起きれば何故かコイツがいた【男主】

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『おい』




｢あ?………ぶっ｣




『さっさと風呂入ってこい』







銀時の顔面めがけてタオルを投げれば、


見事命中。


心の中で小さくガッツポーズ。







｢着替えはどーすんだよ｣



『…あ』







着替えはあるのだが、俺と銀時じゃ10cm程も身長差がある。


…自分の身長が憎い。


銀時を見てみれば、ぱちっと目が合った。







｢チビのお前には着替えとか無理な話だよな｣



『……』






わりぃわりぃ、と風呂場に向かいながら銀時は手を振った。






クッソ腹立つ。



事実だからしょうがない事なのだが、


ほぼ初対面の男に自分の身長を笑われて嫌な気分にならない方が可笑しい。






『……チッ』







本当にこんな２次元のキャラクターかもしれない男と共に生活するなど出来るのだろうか。


無理矢理共同生活する羽目になった。


ちゃんと追い出そうとした。


だがそれは叶わなかった。


それでも追い出そうと思えば追い出す事ができた筈だ。


……何故それをしなかった?






それは俺自身分からない。


本当に一緒に生活など出来るのだろうか。


不安ばかりが募っていく。







『…はぁ』






やめだ。


難しい事は考えるな。


考えた所でどうなると言うんだ。







俺はもう一度溜め息をつき、


自分の部屋で少し大きめの服を探す事にした。

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