番外編 １-９ ページ43
同じシーツの上に乗り、赤くなる顔を布団で隠す。
「教えてよ。」
と催促され、意を決して顔を上げると、可愛い、と声がかかる。
それでも、やはり言い淀むとクレームが来る。
女子の得意技。相手を寝かせない女子会、である。
「ねーAちゃん教えてよ、どうせウブなことでしょう？」
「まあ、そうだけど…。聞いたって面白くないと思うんだけど…。」
そう前置きすれば、聞きたい聞きたい、とコールがかかる。
遊園地に、閉園ギリギリまでホソクと一緒にいて、ホテルへ帰ってきた。
さすがに男と同室ではないから、部屋の前でホソクとお別れ。
扉を開けた瞬間、一緒に来た子たちが待ち構えた様子で私を風呂へ急かし、強制的に女子会へ参加させられた。
…こうなることは目に見えていたけどね。
彼女たちが目をキラキラさせて私の話を待っているが、話題はもちろんお化け屋敷後のデートについてだ。
デートの様子を聞かれるのは恥ずかしいけど、聞かすまできっと寝られない。
そんなに面白いものじゃないよ、と前置きしてから口を開く。
「みんなと別れた後、まずチュロス買ってもらって…」
「あー、チュロスおいしかったよね！何味食べた？」
「え？プレーンにチョコ。」
「おすすめはイチゴ味。」
「あ、そうなの？」
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YI*(プロフ) - ネルさん» ありがとうございます！とても嬉しいです！少しずつですが更新していきますのでよろしくお願いします。 (2019年8月12日 11時) (
レス) id: 782a5bcfef (このIDを非表示/違反報告)
ネル(プロフ) - 面白いです！これからの展開を楽しみにしています！ (2019年8月12日 9時) (レス) id: 19c44c9a58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YI* | 作成日時：2019年8月7日 20時
