番外編 １-２ ページ36
「暇だねえ。」
「ねー。きっと今頃並んでるあの子たちもそう言ってるよ。」
大きなジェットコースターがとてつもない勢いで通過する真下にあるベンチで休憩する。
私ともう一人の女の子はこの遊園地の目玉であるジェットコースターに乗れないので、ここで皆を待っているのだ。
「Aちゃんってさ、ホソクと付き合ってからかなり印象変わったよね。」
「そう？」
「うん。イメチェン？」
「う〜ん、なんだろ、恋してるから…？」
冗談を言って、笑顔を浮かべる。
イメチェン、というほど大げさなものではないが、
これでも目にかかっていた前髪を切りそろえ、俯いて歩く癖を直した。
それだけで人の印象は変わるもんなんだな。
頭上から聞こえる楽しそうな悲鳴を聞いていると、通知音が響く。
メッセージを見ると、もうすぐ乗るよという旨と写真が送られてきた。
「ふふっ、なにこれ。」
思わず噴き出したのは彼氏の顔。
皆笑顔で写っているのに対して、一人だけ違う表情を浮かべている。
「あ、ホソク？うわ、すごい顔。そんなに行きたくないんだな〜。」
「この世の終わりみたいな顔してる。」
「この世の終わり…！あははっ！何それ、Aちゃん最高！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 154人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
YI*(プロフ) - ネルさん» ありがとうございます！とても嬉しいです！少しずつですが更新していきますのでよろしくお願いします。 (2019年8月12日 11時) (
レス) id: 782a5bcfef (このIDを非表示/違反報告)
ネル(プロフ) - 面白いです！これからの展開を楽しみにしています！ (2019年8月12日 9時) (レス) id: 19c44c9a58 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：YI* | 作成日時：2019年8月7日 20時
