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「そ、そりゃあ…。可愛いとか言ってくれたし、好きでいてくれてるんだなー、って…。」
愛されてると自惚れさせてもらいましたし。
「そっか。」
「そうです。」
「でも。」
いきなりやってきた逆説の言葉に振り向く。
「俺はAのこと可愛いって言って愛情を表現してるけどさ、Aこそ俺のことどうなの。」
「ど、どうって。そんなの…。」
目の奥を見つめられ、反らせないまま口を開く。
「あ、愛されたいと悩むくらいにはちゃんと好きです…。」
耳に入ってきた自分の声を心の中で反芻する。
…まって私こんなこと言うタイプだっけ…
「もうやだ、恥ずかしい…。」
ホソクから目を反らし、顔を覆う。
「ごめんごめん、いじわるしすぎちゃった。」
ホソクが、僅かに空いていた距離を詰める気配がする。
「A、これで許してよ。」
「どれ？」
「こっち向いて。」
いつもより近い距離に顔を上げると、そのまま頬を挟まれて…。
ふに、と一瞬だけ唇に感触が。
流れるようなしぐさだったから、目をつむるタイミングも分からず、唇を離した後も目が反らせられない。
頭がぼーっとしたまま、今のがキスであることを理解する。
「ちょっ…えっ、今…。」
「Aの念願のキスだよ。もう一回する？」
今度はちゃんと目を瞑っててね、と言いながらホソクが近づいてくる。
「え、ちょっ…。」
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YI*(プロフ) - ネルさん» ありがとうございます！とても嬉しいです！少しずつですが更新していきますのでよろしくお願いします。 (2019年8月12日 11時) (
レス) id: 782a5bcfef (このIDを非表示/違反報告)
ネル(プロフ) - 面白いです！これからの展開を楽しみにしています！ (2019年8月12日 9時) (レス) id: 19c44c9a58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YI* | 作成日時：2019年8月7日 20時
