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大きなショッピングセンターに向かう電車の中、隣同士で座る。
教室や隣で歩いている時とはまた別の、肩が触れ合うくらいの距離にドキドキする。
「映画見に行こう、なんて言ったけど、何か見たいものある？」
スマホで映画情報を見せながらホソクが言う。
「ホソクは何か見たいものある？」
「ホラーじゃなかったら何でもいいよ。」
季節は秋に向かっているけれど、まだホラー映画が上映している。
おどろおどろしい広告をたくさん見るけど、なんで自ら怖がりにいくのか、私には理解できない。
…見てみたい気もするけどね。
「ホラーは苦手だから見ないよ。これとかどう？」
そう言って指さしたのは、外国のアクションムービー。
「おっ！いいね！」
ホソクは満面の笑みで映画のあらすじを読む。
「でもAがこういうの好きだとは思わなかったな。」
「そう？」
「恋愛ものとか選ぶと思ってたのに。」
女の子って、そういうのが好きでしょ？と言われる。
「そういうのが良かった？」
「いやいや、Aが見たいやつでいいよ！」
「そう？」
電車が大きく揺れて、駅に到着するアナウンスが聞こえる。
立ち上がって、手を繋ぎなおした。
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YI*(プロフ) - ネルさん» ありがとうございます！とても嬉しいです！少しずつですが更新していきますのでよろしくお願いします。 (2019年8月12日 11時) (
レス) id: 782a5bcfef (このIDを非表示/違反報告)
ネル(プロフ) - 面白いです！これからの展開を楽しみにしています！ (2019年8月12日 9時) (レス) id: 19c44c9a58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YI* | 作成日時：2019年8月7日 20時
