キミの大切な人になれたら (ページ4)

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先「ソウルから来た、スンチョルだ。1年前までこっちに住んでたみたいだから、知り合いもいるかもな。」

SC「ソウルから来ました、チェ・スンチョルです。大邱中学校に通ってました。よろしく。」

その声を聞いて、ハッと我に返った。

、、大邱中学って、ミオと同じ。

ふとミオを見ると、口に手を当て目を見開いていた。

見惚れているというよりは、ただただ驚いているという感じで。

、、、ミオ？

JH「スンチョラ～！久しぶりだな！」

教室の端から聞こえたその声にビクッとした。

声の主は、校内イチイケメンと言われている、ユン・ジョンハン。

スンチョルくんはハニを見て、「久しぶり」と困ったように笑った。

先「おっ、ジョンハン、知り合いだったのか。まあみんな、スンチョルと仲良くな。よし、じゃあホームルーム終わり」

号令をし、挨拶をしながら転校生の姿をチラ見した。

別に、面食いとかじゃなかったはずなんだけどな、、。

ただ、どうしてと気になった。彼の優しそうな笑みが。触れたら崩れてしまいそうな、そんな雰囲気がして。

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