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先生「 A、お前に罰として掃除を命じる 」
金曜日の放課後、担任からそんな任務を言い渡された。
「 えっ、、」
先生「 昇降口の花壇の近くに雑草が多くて困ってたんだよ。草むしりやってくれ 」
「 、ま、まじですか？」
先生「 あたりまえだ。体操着持ってるか？」
「 もってますけど、、やったら、課題受けとってくれるんですよね？」
先生「 ああ 」
発端は、私が課題提出を大幅に遅れたことにある。
今日慌てて提出しに行ったらこのザマだ。
面倒だが仕方ない、ただでさえテストがダメなのに課題点まで下げられたら流石にやばい。
「 失礼しました〜 」
職員室から出て盛大に肩を落とす。
めんどくさい
「 、、ミオ〜 」
教室に帰るとミオがちまちまお弁当を食べていた。
「 課題受け取ってもらう代わりに、草むしりすることになったから、、今日は先帰ってていいよ 」
MI「 あらら、、そっかあ、、ファイティン！」
「 うん 」
そういえば、ミオに言わなきゃいけないことがあるんだった。
「 ねぇ、ミオ 」
MI「 ん〜？ 」
「 私さ、、好きな人、できたかも 」
携帯を見ていたミオが勢いよく私の方へ向いた。
リアクションがよろしいようで、、、
MI「 ほ、ほ、ほほほんとに！？」
「 うん 」
MI「 あのAちゃんが！きゃあ、やだ〜！」
何がやなんだ。
ミオはテンションが高くばしばし叩いてくる。
MI「 それで！それで！誰なの？」
「 ・・・・・ 」
ミオの耳に口を近づけた。
「 ス、、スンチョルくん、、」
実際に言葉にしてみたら、そのことがストンと胸に落ちた。
ミオと顔を見合せると、彼女は口を開けぼけーっと私を見ていた。
やがて、「 、、ほんとにっ？」と声を出す。
そして私はそれに照れながらも「うん」と答えた。
MI「 や〜ん！ そっかそっかあ！ 私にできることあったら協力するね！！」
「 ありがとう 」
ミオのはしゃぎように笑いながら、放課後のことを考え憂鬱になった。
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作者名：ユナ | 作成日時：2020年10月25日 16時
