予行練習 ページ18
子供相手とはいえ嫉妬してくれたんだ…
そう思うと
私の首元に顔を埋めながら話すアルベルが
可愛く見えてくる。
今ならどれだけニヤニヤしてもバレないよね…
アルベルが愛情表現してくれるなんて滅多にないから
嬉しくて…つい口元が緩んじゃう。
『アルベル…不安に思わないで。私がそばにいるから』
大丈夫だよ…そう伝えたくて
お腹に回されたアルベルの手に自分の手をそっと重ねる。
『それに予行練習だと思えばいいんだよ』
キ「予行練習？」
『うん…私たちの間にもいつか子供ができるかもしれないでしょ？』
いつかは欲しいなって漠然と思ってたけど
ヤマトを見てその思いが一層強くなった。
『…ん？なにしてるのっ』
ふわっと浮いた体…
私を抱えたアルベルが向かった先にベッドが見えて
脳内で危険信号が点滅する。
『ちょっとアルベル！無言でベッドに運ぼうとするのやめてよ』
キ「誘ってきたのはお前だろ？」
『はい？今の会話のどこに誘い文句があったわけ？』
アルベルったらどんだけ都合のいい耳してるの。
もう恥ずかしすぎて
顔中に集まった熱が今にも爆発しちゃいそう。
『ヤマトが起きたらどうすんのよ、この変態』
キ「茹でダコがなに言ってんだ」
『た、タコぉ？もう少しマシな表現あるでしょ…』
確かに顔の赤さは茹でダコといい勝負かもしれないけど
辛辣すぎて泣きそう…
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まあや(プロフ) - 箱さん» 箱さん、この作品を読んでくださりあたたかいコメントまでありがとうございます。とても励みになります！ (2023年1月17日 0時) (
レス) id: 6ddb893b1b (このIDを非表示/違反報告)
箱 - ステキな作品を書いてくれてありがとうございます (2023年1月16日 15時) (レス) @page50 id: e97eef8072 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Maaya | 作成日時：2022年9月29日 15時
