娘の成長 ページ19
〜7年後〜
ヤ「A、髪の毛やってー！」
『はーい、ここおいで』
自分の膝をぽんぽん叩くと
ひまわりみたいな笑顔を浮かべて
走ってくるヤマト。
私が言うのもなんだけど
世界一可愛い娘だと思ってる。
『ヤマトももう8歳かぁ。また背が伸びたんじゃない？』
ヤ「そうかな？」
『この調子じゃあっという間に追い抜かされちゃいそう』
ヤ「そしたらAにおんぶしてもらえなくなる？」
『そうだね…大きくなったヤマトをおんぶしたら私が潰れちゃうよ』
今のサイズならまだいいけど
カイドウさんの子供ならとんでもなく大きくなるはず。
見上げるほど大きなヤマトか…
うん、まだ想像できないや。
ヤ「ねぇA、また遠くにいくんでしょ？すぐ帰ってくる？」
『んー…今回は少しだけ長くなるかも』
ヤ「どのくらい？」
『二週間はかかるかな』
ヤマトを置いて遠征に行くのはもう慣れた。
昔は私の姿が見えないだけで大泣きしてたけど
今じゃ私の部下とも仲良しで
駄々をこねることなくお留守番してくれる。
『いい子で待っててね』
ヤ「うん！」
お土産にまた海外のお菓子を
たくさん買ってきてあげよう。
ヤマト喜ぶだろうなぁ。
・
けれど、二週間後
遠征から戻ってきた時には
私の知ってるヤマトはどこにもいなかった。
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まあや(プロフ) - 箱さん» 箱さん、この作品を読んでくださりあたたかいコメントまでありがとうございます。とても励みになります！ (2023年1月17日 0時) (
レス) id: 6ddb893b1b (このIDを非表示/違反報告)
箱 - ステキな作品を書いてくれてありがとうございます (2023年1月16日 15時) (レス) @page50 id: e97eef8072 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Maaya | 作成日時：2022年9月29日 15時
