愛をください。2 (ページ8)

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48.『二番目の女』-3 ページ8

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雅紀『次はさ……どっか別の場所行こうか？』

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A『え？』

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雅紀『会う度にホテルじゃ、味気ないでしょ？』

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脱ぎ捨てたＴシャツをかぶって

私に振り返る

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A『だって……外はダメだって……。』

雅紀『まぁ……ね？でも、ちょっとした穴場……見つけたんだよね……。』

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雅紀が外で会うことを嫌うのは

人目を気にして

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もし、知り合いに見られたら

面倒が嫌だからと

初めから言われていた

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A『次って……いつ会える？』

雅紀『ほら、Aの決めた毎月の記念日？
その日、あいつ友達と旅行行くって言ってたからさ。いつもより、ゆっくりできんじゃね？』

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A『……うん、じゃあ……楽しみにしてる。』

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出会った記念日が

また

初めて二人で別の場所へ行く

記念日となる

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雅紀『女の人って、そーゆーの好きだよねぇ？』

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A『そう……かもね？』

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二番目の女は

きっと

誕生日もクリスマスも一緒には過ごせない

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そう思うと

出会った記念日が

とても大切な日に思えた

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雅紀にとっては、何でもない日

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それでもその日だけは

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私の幸せが

保証される日だから

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