【ヒロアカ】 True strength 【轟焦凍】 (ページ17)

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No.16 敵の襲来ページ17

相澤side

「相澤さんの体力テストで自身の力が秘めている可能性を知り、オールマイトの対人戦闘訓練でそれを人に向ける危うさを体験したかと思います。
この授業では...心機一転！人命のために、“個性”をどう活用するかを学んでいきましょう！

君たちの力は、人を傷付ける為にあるのではない。」

13号がちゃんと生徒に届くように、心を込めて語りかける。生徒の表情が、少しづつ輝き出していく。

「助ける為にあるのだと、心得て帰ってくださいな。以上！ご清聴ありがとうございました」

「ステキー！」

「ブラボー！！ブラーボー！！」

『.....』

話が終わった途端、生徒からは賞賛の声や拍手が送られた。
心做しか、ほんの少しだがAの表情も自然に笑っているように見えた。あいつのあんな表情、久しぶりに見たな...。
そう思うと、何だか俺も自然と頬が緩んだ。

「.....ふっ、そんじゃあまずは...」

言いかけた突如、背筋に悪寒が走る。それはAも同様だったそうで、俺と同じように噴水広場の方を睨んだ。

「.....？」

『.....！！』

.....まずい。

「一かたまりになって動くな！！！」

『そんなの聞いてられますかっての...！』

「あっ、こら！！A！！！戻れ！！」

「A！！？」

「え？」

脳から危険信号を受け取るがまま、生徒に指示を出す。が、Aのみはそれを聞かず。そちらへと言ってしまった。

っクソ、いつも問題児なんだからこういう時ぐらい言うこと聞けっての.....！！

「チッ...！！13号！！生徒を守れ！！！」

「何だアリャ！？また入試ん時みたいなもう始まってんぞパターン？」

「動くな！！あれは＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿.....

敵(ヴィラン)だ！！！！」

制止を促し、ゴーグルを装着する。
まずは生徒全員の安全確保だ。生徒を逃がし、意識をいかせぬよう俺が敵と戦う。あまり分のいいものではないが、やるしかない。一応のため、13号を守りにつかす。

「13号に...イレイザーヘッドですか...先日頂いた教師側のカリキュラムでは、オールマイトがここにいるはずなのですが...」

「やはり先日のはクソ共の仕業だったか」

「どこだよ...せっかくこんなに、大衆引き連れてきたのにさ...オールマイト...平和の象徴...いないなんて...

子どもを殺せば来るのかな？」

そんな事させるものか。
生徒は、Aは.....

【しょうた、おにいちゃん...？】

【うわあああぁぁぁぁ！！！】

俺が守る。