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ピンポーン
と、軽快なチャイムが鳴り玄関を開けると
そこに立っていたのはやはり西田で、駅からここまでずっと走ってきたのか息切れをしていた。
数秒息を整えるために下を向いていた西田だったが、
勢いよく顔を上げ、握りしめていたであろう少しクシャクシャになってしまった白い封筒を俺の前に掲げる。
「.......やっぱりな、絶対そうだと思ったよ。
とりあえず飯食おうぜ、飯。」
再度西田を家の中へと迎え入れドアを閉めた。
「いやー、焦った。
家に向かう途中届いてなかったらどんな顔して戻ればいいのか分からんかったわ！」
と、無理やり家に行かせたことに少し怒っているのかすごい勢いですき焼きを食っている。
「まぁ、無事に二人揃って選抜されたんだから喜べよ、な？」
そう声をかければ、それもそうだな。と返事が返ってきて2人でとりあえず目の前にあるすき焼きを無くしてから話そうと黙々と食べ始めた。
買ってきた材料をあらかた食いつくし、片付けを始めた頃。
「お前、確信したように俺を家に戻らせたけど届いてなかったらどうするつもりだったんだよ。」
「いや、絶対にお前のところにも来てると思ったから取りに行かせた。
届いてないなんてことは考えなかったな。」
と言うと、少し恥ずかしくなったのか照れているのか返事はかえってこなかった。
片付けが終わったのは10時をすぎていたのもあり、
西田はそのまま俺の家に泊まることに。
「明日まず、ジェイテクトの人達に選抜されたこと言わないとなー…」
「あ、俺母さんに言ってないわ。
.......明日でいいか、夜遅いしな。」
「現実味ないな、いざ選抜されたら。
ずっと日本代表になりたいと夢見てたけど、現実になるなんてな。」
「.......ん？次のオリンピックって2020だったよな？」
「おう、.......てことは.......」
「東京オリンピックに出られるかもしれない！」
そうやって、未来の話が話しても話しても尽きなく、
結局深夜まで話して限界を迎え、次の日半寝不足状態で練習に臨んだ。
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ahoto457(プロフ) - 蘭さん» コメントありがとうございます。続編作成致しました！どうぞ続きをお楽しみください！ (2019年10月22日 20時) (
レス) id: 5dd48bf771 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 続きが気になります！ (2019年10月22日 19時) (レス) id: 56186c9328 (このIDを非表示/違反報告)
ahoto457(プロフ) - 暁さん» コメントありがとうございます。私今、東吾という名前と男子バレーにハマっていまして、その思いを全部ぶつけた作品がこれになります。こんな趣味全開の作品を好きだと言って貰えて嬉しいです。応援ありがとうございます、頑張ります。 (2019年10月22日 10時) (レス) id: 5dd48bf771 (このIDを非表示/違反報告)
暁(プロフ) - 初見で惚れて即効お気に入り登録してしまいました...。男主設定が見たくて探していたのですが、こんなに素晴らしい小説に出会うとは思いませんでした...。変に名前変換がないところがなんかもうすきです(唐突の告白)これからも更新頑張って下さい！応援してます！ (2019年10月22日 9時) (レス) id: 2c4eac8aee (このIDを非表示/違反報告)
ahoto457(プロフ) - seyunさん» はじめまして、コメントありがとうございます。こんな趣味のようなものを楽しんでいただけてとても嬉しいです。名前変換ですが、この作品設定しておりません。申し訳ありません。 (2019年10月22日 8時) (レス) id: 5dd48bf771 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ahoto457 | 作成日時：2019年10月20日 22時
