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．
｢ね、あの。それってさ、｣
そんな私をじっとみてた深澤くんが口を開く。
なんて言われる？
私なんかがそんなこと言うな？
いや、でもそんなこと深澤くんが言うわけない。
色んな考えがブワッと巡ったけど、
続きを聞く前に
｢おい深澤！前向け！｣
先生が遮った。
いつもは深澤くんが話しかけてくれて
私がありがとうとおはようを言うだけだから
先生にバレなかったけど、
今日は話しすぎた。
先生の声を皮切りに
クラスメイトがみんなこっちを振り返って、
私の腕に深澤くんの指先が触れてるっていう
謎の状況を見られてしまった。
…本当に終わった。
違うの、深澤くんは私の事なんてなんでもないし、
勘違いしないで、お願い。
視線が痛くておもわず俯くと、
それを見た深澤くんはサッと手をどかして
｢Aちゃんの腕に糸ついてたの！｣
ってなんだかバツが悪そうな顔で大声で言う。
それを聞いてみんなが前を向いて、先生がまた話し出し、私は何となく気まずくて前を向いたまま。
｢ちょうだい、｣
って小さな声が隣から聞こえた気がして
深澤くんの方を見たけど、
もう彼は机に突っ伏して寝てしまっていた。
．
その日の帰りは、定期的に開催してる
駅前のカフェでりんちゃんとのお茶会。
クラスが違う分話すことが多くて、いつも
日が暮れるまで話してしまう。
でも、今日は何故か
りんちゃんのとなりに照くんがいた。
照くんは新学期、知り合いがいなかった私のために
クラスにいた照くんの知り合いを何人が紹介してくれて、その子たちと気が合い、今はクラスでも楽しく過ごしている。
その子たちに今日は一日中、深澤くんとなんなのかずっと問い詰められたけど。
本当に何も無いから、何も無い、としか答えられなかった。
｢ごめんね、照がなんかどうしても
着いてくるって言うから〜｣
｢いや、それは全然……｣
今まで話さなかった深澤くんのことを、
さすがにもうりんちゃんに話そうと思ってたから、
照くんがいると話せないなぁ、なんて。
｢ふっかと最近どう？｣
｢ゴホッ｣
思いもよらない名前が聞こえて、
口につけたアイスティーが変なところにないって
思わずむせる。
｢ちょ、A！汚い！飲んだもの吹き出さないで！｣
｢いや吹き出してはないよ｣
だって突然深澤くんの名前なんて出すから。
そう思ったけど、言わなかった。
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つむぎ(プロフ) - namanaさん» ありがとうございます！嬉しいです(;_;)(;_;) のんびり更新ですがお付き合いお願いします！ (2021年6月3日 22時) (
レス) id: 5c4e677ea5 (このIDを非表示/違反報告)
namana(プロフ) - はじめまして(^^)あー、もうふっか(>_<)ってなります！笑 これかはも更新楽しみにしてます！ (2021年6月3日 1時) (レス) id: b11e04c615 (このIDを非表示/違反報告)
つむぎ(プロフ) - 彩華さん» ありがとうございます(;_;) 新生活が4月から始まって更新頻度だいぶ下がるかなぁとは思いますが頑張ります！彩華さんもご自愛ください(^ - ^) (2021年4月3日 23時) (レス) id: 5c4e677ea5 (このIDを非表示/違反報告)
彩華 - はじめまして~！いつもどうなっちゃうの？というドキドキにｷｭﾝｷｭﾝしてます！段々暖かくなっているので体調には気を付けて更新していってください(o^-')b つむぎさんの心にもみあげ手裏剣(−−)/===卍 (2021年4月2日 22時) (レス) id: 06020ed969 (このIDを非表示/違反報告)
つむぎ(プロフ) - ぽむりんさん» ちょっっとまってくださいぽむりんさんいつも読んでます(;_;)(;_;)(;_;)いつも面白いお話ありがとうございます(;_;)拙い文章ですが楽しんで書いていこうと思います〜！！ (2021年3月30日 17時) (レス) id: 87b83cfcbf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つむぎ | 作成日時：2021年3月29日 15時
