27話 ページ28
俺も町から弾かれるのではないかと警戒をしていたが、案外簡単に入れた。
イノセンス所持者には反応しないらしい。
そして今俺は、少女が中にいるという部屋の扉の前にいる。
男｢どうぞ、お入りください｣
神父だろうか。黒い服の男が言う。
扉を開けると、中には黒いドレスを着た女がいた。
この女が噂の少女だろう。
すると、さっきの男が少女の説明を始めた。
男｢この方こそが！神に選ばれし人間、A・リザン様！悩みや願いを話せば必ず良いお告げを聞くことができるでしょう。さぁ、どうぞ…｣
俺はその少女もといAの顔をちらりと見た。
少女とは聞いていたが、顔立ちからするに5、6歳だ。
少女と言えど、てっきり10代かと思い込んでいた。
クロス｢二人だけで話すことはできないのか｣
遠回しに部屋から出ていけと男に言ってみた。
男｢いくら信者のかたでも二人きりはちょっと…A様に何かあったら私達も困りますので。すみませんね｣
男の口角が上がっている。
クロス｢ならいい。あんたら、イノセンスを知っているか？｣
男｢イノセンス？｣
クロス｢あぁ。単刀直入に言うが、イノセンスがそいつと適合している。適合しているからにはもうここにはいられない。俺達と共にエクソシストになってもらう。アクマを倒すためにな｣
男｢は？意味がわからん話をしないでくれますか？第一、悪魔なんているわけないでしょう。あれは空想上のもので…それに、Aを渡すなんて以ての外。Aはこの町に必要なんだ｣
俺達が論争を繰り広げているとAが口を開いた。
『ギールさん。少し席を外して頂いてもよろしいですか？』
男｢な、何を言ってるんだ！！貴女は黙っていなさい！！｣
どうやらギールというのがこの男の名前らしい。
『私は、この方とお話がしたい』
男｢そんなことは関係ないっ！！｣
『《出て行って》』
男｢っ…ぁ、足が…｣
＿＿バタンッ
男は取り憑かれたように出て行った。
クロス｢……なるほど｣
何かはわからないが、どうやらAがイノセンス適合者で間違いなさそうだ。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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恋羽(プロフ) - 蒼の蒼さん» ありがとうございます、亀更新で本当に申し訳ありません！コメント、励みになっています！！ (2019年5月12日 22時) (
レス) id: 73391168d6 (このIDを非表示/違反報告)
蒼の蒼(プロフ) - 続きが気になって仕方がありません！続きを待ってます (2019年5月11日 16時) (レス) id: 29f05fd235 (このIDを非表示/違反報告)
恋羽(プロフ) - ありがとうございますー！！頑張ります！ (2019年3月1日 20時) (レス) id: 73391168d6 (このIDを非表示/違反報告)
星来(プロフ) - 凄く面白かったです！はやくノア達出てきて欲しい、、(* ﾟ∀ﾟ)更新ﾌｧｲﾄです！ (2019年3月1日 19時) (レス) id: 8f01ed8929 (このIDを非表示/違反報告)
捨てら(プロフ) - 恋羽さん» ホントですか？！嬉しいです！私、幼稚園のときにDグレみてたから、初恋のひとがアレンくんなんです！出来たらアレンくん落ちが良いです！ (2019年2月22日 7時) (レス) id: 7a94f3e8a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恋羽 | 作成日時：2018年6月23日 13時
